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『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』  作者: 末尾ルコ(アルベール)
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●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その10。

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その10。


「黙らんかね!」

 担任教諭 山ノ中椅子子の怒鳴り声が轟いた。

高知市立五台山おらんく中岡慎太郎小学校2年パパイヤ組担任 山ノ中椅子子。平仮名で書くと「やまのなか いすこ」だ。

山ノ中椅子子の外見は小柄。丸顔、かつて、かなりかつてだが、日本で一世を風靡したタンクタンクローに似ていると、パパイヤ組で「漫画博士」と称される玉葱太郎が指摘して以来、主に「タンク椅子」と呼ばれている。山ノ中椅子子はほぼいつもラメ入りのワンピースを着用して授業をし、その左襟のやや下方に大きなブローチをしている、という姿がお決まりのコーディネイトだ。そして最大の得意技は「大声」である。五台山おらんく中岡慎太郎小学校で教鞭をとり始めてからもうかなりの年月を経ているとされる山ノ中椅子子は、「かつて」その「声圧」により、廊下側と校庭側の窓ガラスを一気に20枚破壊したとの伝説を持っている。


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