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『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』  作者: 末尾ルコ(アルベール)
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●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その9。

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その9。


丘メヒー子が転校してきたその日、間違いなくクラスで一番の目立ちたがり屋である田川猿蔵が廊下側の窓越しに観察しながら叫んだ。

「女じゃ、女じゃ!何じゃ、でっかい帽子かぶっちゅうぞ!こんまいにでっかい帽子かぶっちゅうぞ!ギャ~ッハッハッハアアア~~!!」

 田川猿蔵という生徒は小学2年にして既に「学校級」の知名度を持っていた。つまり人気者だったわけであるが、この田川猿蔵、人間的にはかなり問題ある男であり、いずれはちきんとも大きな諍いを起こすことになるだろう。と言っても、はちきんが品行方正な人格者であるというわけではない。はちきんは少女時代から、さらに大人になっても、常に「常識人」の眉を顰めさせる存在であり続けている。


「黙らんかね!」

 担任教諭 山ノ中椅子子の怒鳴り声が轟いた。


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