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『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』  作者: 末尾ルコ(アルベール)
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●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その6

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その6


「はちきん、あんたどんな泳ぎ方がうまいがで?」

「はちきん、クロールがうまいがよ」

これは小学2年生の頃、はちきんが転校生の少女と交わした会話である。

 この転校生が一風変わったタイプで、その名を丘メヒー子という。

 丘メヒー子は当時101センチと同学年の中でも小柄な方で、しかし常にソンブレロを着用しており目立つことこの上なかった。もっともはちきんの周囲には奇ッ怪なまでに目立つ人間が多いという事実も付記しておこう。

 さて丘メヒー子が変わっているのはその名、そして常に大きなソンブレロを被っているという点だけではない。丘メヒー子は、例えば同級生や教員に、「丘さん、丘ちゃん、メヒー子さん、メヒー子ちゃん」などと呼ばれても決して返事をしないのだ。



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