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『コアルームに侵入者アリ!

コアルームに侵入者アリ!

直チニ迎撃セヨ!』


入り口を塞ぐ砂岩に仕掛けたトラップが指定しておいた音声を鳴らし、

浸入者の存在を明かす。


――今回は既に目の前にいるので意味は無いんだけど・・・


土で薄汚れたぼろ布を纒う何者かを知らないことには動けないのでこの前気づいたスキルを使う。



「ステータス開示!」


魔生物作成の技能で使えるスキルで

目の前の何者かの詳細をのぞき込む。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


名前 ワン


種族 獣人


職 奴隷(持ち主 クロワサン)


状態 隷属、衰弱、強制行動中


スキル 強撃(フルスイング)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


――魔力とかは測れない・・・か。

主人がいるって事は他にも居るかもしれない・・・。

気を付けないと・・・。


ゴンザレスを前に置き、自分はツルハシを持って攻撃の機会をうかがう。


「ぐ・・・オォォオオッ!」



床を踏み割らんとするかのような力を込め、

こちらへ獣人が跳躍し、

ゴンザレスが間へ入って鉄の板で受け止める。


いつぞやの鉄へ矢印に持ち手を付けただけの物だが奴の攻撃をきちんと受け止めてくれている。


「でやぁぁあああっ!」


抑えている後ろから奴の脇腹へツルハシを振るう。

しかし、殺す気の無い攻撃は筋肉により余りダメージを与えられないままに止まる。


「フンッ!」


「くァっ!」


ふくれあがった筋肉に弾かれてツルハシが手を離れて飛んでいき、

壁にザックリと刺さる。



「主人、下がって!」


盾の隙間からこちらへ腕が伸ばされ、

あわてて後ろへ下がる。


「武器を新しく作らないと・・・。」


壁に刺さったツルハシを抜いている暇は無さそうで、

錬金で新しく作りだす。


――剣や槍とか慣れていない武器を作ったところで弾かれるのがオチだ。

良く考えないと・・・。



実家にいる時に良く使っていたアレを作ろうと錬金を始める。


持ち手は三角形に曲げられた筒。

それから伸びるのは一mほどの長さの棒。

先端には広葉樹の葉っぱにも似た中央のくぼんだ板を付ける。


まずは木材の形を変えて作り、

それを錬金できる内で最強の硬度である鋼鉄に変える。


あとはちょうど砥石状になっているここの床で先端を研ぐ。


そして、槍投げにも似た上段の構えをしながら突進する。



「ゴンザレス!

いくよ!」

「それは!?」



相棒は驚きつつも獣のごとき猛攻を盾でいなしてこちらに無防備な背中を向けさてくれている。


「おりゃぁっ!」


「ぐおあぁぁぁあっ!」


振りおろした武器・・・スコップは奴の腰を打ち据え、姿勢を崩す。


――けっこう研いでおいたから筋肉も切れると思ったのに・・・。


薄皮しか切れなかったのに少しショックを受けたけど、ゴンザレスが取り押さえれたからいいとしよう。


砂岩の中の空洞に縄できつく縛って錬金して鋼鉄に変えて固定する。


「・・・さて、バレちゃったみたいだし


コアを移動しようか。」


ツルハシを引き抜き、

説明通りにコアの土台に差し込んで引きはがす。


『コアの移動を開始シマス。

全入り口を閉鎖。

直ちに移動を開始シテクダサイ。』


電子音を合図にコアと土台が縮み手のひらサイズにかわり、同時に砂岩の方の入り口が閉じる。


コアは地下に作っておいた部屋に置いて来るとして・・・。



次の奴はどうしようか・・・。




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