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一回滞ると結構書けないものなんですね・・・・・・。


間が空いてしまいましたが更新!

趣味の悪い金細工のローブをさらに深く被り直し、

次の相手の元へ歩いていく。


青雑魚も護衛であったホドツヨさんも双方とも勢いでスライムの海へ投げ込んでしまったので案内役になりそうなのは奴隷らしき2人組だけになってしまった。


調べた所、どうも砂漠はある意味スラムみたいに成っているらしくそこに住まう人々に人権は存在しないらしい。

どおりであの二人の目がアレだった訳だ。


――二人目行く前に女神本で検索かけてればなんとかなったかもなのに。


くよくよと悩んでいても仕方が無いので、作り付けた石扉を乱雑に開けてお話しを開始する事にした。



「そろそろ・・・起きたかな?」

「主人、それは結構無理がある様な気がしますが・・・。

というかもうスライムに蹴り込むの辞めてくださいね。


私としても奴らの視線は死に値すると思いますが・・・。

後々面倒になってしまいそうで・・・・・・。」


雑談をしながら石扉をやっとのことで開けて中へ入ると、二人とも起きているようである。


「ダレだ!」

「・・・・・・。」


ワンとか言った獣人はすっかり元気になっているけれど、

もう一人の方、ウノは相変わらずに目に石が宿っていない。

というか精神科の檻の中に居てもおかしくない雰囲気だ。

・・・自殺しそう、という意味で。



「(豚どもから)助けてあげたというのに酷い言い草ですね・・・。

ま、いいですが。

さっきのに答えるとするなら、ここを住処にしている者ですよ。」


「・・・・・・敵カ?」


明らかに敵意のこもっている視線をでっかい方の筋肉獣人・・・ワンとかいう熊獣人が向けてくる。


巷でバーサーカーと呼ばれててもおかしくない肉体をした大の男が、

熊の耳を頭のてっぺんにちょこんとつけているのを笑いそうになるのをこらえ、情報を引き出す為に交渉を続ける。


「そちらの態度次第だ。

わたしとしてはこの砂漠の外を案内してくれるなら人種はどうでもいい。」


くるくるまわって鉄系の音がしない事を確認させたりして敵意がない事を精一杯示しながら反応を見るが、

視線は余り変わらない上に肩が激しく動いて後ろ手で縄を解こうとしているのがありありと分かる。


一応二重に縛っておいたのだが一つ目の鉄縄は弾けとんで壁に突き刺さっている。

暫く寝ていたせいで腕力が戻ったようで化け物っぷりをしめしている。


――ワイヤーをより合わせた奴引きちぎるってどんな腕力だよ・・・・・・。


鉄より引っ張り強度の高いザイロンに錬金した奴を保険にかけていたのが功を奏したみたいだ。


「・・・・・・スガオを出さナイ物を信じるわけにはイカヌ。

ナニヨリ、亀亜人ヲどうヤって使っているノダ?


奴らハ・・・ッガッ!」


「あ゛ァん?

使うだってえぇぇえん?

ウチの家族を物扱いするだなんてええ度胸じゃないかァァアッ!」



気に触ることを言われたけれど、

数を減らす訳にはいかないから説教(物理)しないと・・・ネ?


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽10分後▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽



「ガッ!グガッ!グ・・・・・・・・・。」



ギッチリとヘッドロックをして熊の全身から力が抜けたのを確認した後、

少し待ってチョークスリーパーで熊の意識を落とし、スッキリしたところで話し合いの対象が幼女へと移る。

流石に幼女にHA・NA・SI・A・I(物理)は出来ないので地雷を踏み抜いて来ない事を祈りつつ、

ゴンザレスがロリを緊急避難させた、さっきまで護衛のいた隣の部屋へと急ぐ。


――そう言えば、貴族の・・・・・・誰だっけ。

ま、貴族の名前はどうでもいいとしてアイツの持っていた荷物を置きっぱなしにしていたんだけど・・・。

剣がはみ出たりとかしてないよね・・・?

剣で自殺とかされたら困るんだがっ!



少し嫌な結論が頭の中で浮かんだので急いでゴンザレスwith(に付属する)幼女の元へと全力で急ぐ事にした。





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