事実
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小会議室につくと、丸い机があって四人で囲むように座った。
「えーと、どこから話したらいいのかしら」
「神隠し?のところから話して。」
「あぁ、初めからね。雷希君は知ってるかもしれないけど、確認だと思って聞いてね。」
そう言ってお母さんは話し始めた。
「あの時は、生きた心地がしなかったわ。だって侵入不可能の屋敷から、5人全員が一斉に神隠しにあったんだもの。会議中だったから私もほかの当主たちもいなかったわ。会議中に東雲家の執事が、『大変です!!5家の子供全員が一斉に神隠しに合われたようです!!』なんて慌てて言いに来るから。みんなパニックになって自分の子供のところへ行ったわ。でも、そこには散らかったおもちゃしかなかった。東雲家の奥さんなんて泣いて泣いて、病気になられたわ。」
「……亡くなったの?」
「ううん、息子さんが見つかってからは、自分が育てるってすごい過保護なお母様になってたわよ。」
「ふぅん」
そう返すと、お母さんが
「澪も知ってる人だと思うわ」
と言った。思わず私が
「えっ?」
と言うと雷希が
「碧だよ」
なんていうから、
「えっ?碧って、あの碧?え?お母さん仲良しだっの?」
「ええ、そうよ。」
「てか、あの碧ってどの碧だよ」
お母さんと雷希がそう言った。
「話を戻すわね。東雲家の奥さんだけでなく、5家のみんなが悲しがっていたわ。大切な我が子、家族だからね。だからこそ、犯人・原因を見つけて、一刻も早く我が子を助け出そうと、5家だけでなく、あの怖い西園寺様達も協力してくださったの。そうね、貴方達が、3歳ごろの時かしら。5つのものすごい魔力及び霊力を風上家、そう雷希君の家ね。の方が見つけて向かうと、児童保護センターで、澪ちゃんたちを見つけたの。皆喜んでたわ。でもね、犯人も原因もわからない。また、神隠しに合うかもしれない。皆そう考えて、普通の子としていったん育てることにしたの。」
「そういうこと……。ねぇお母さん。5家ってさ、雨宮家と風上家と東雲家と後二つはどんな家なの?」
「えっと…。楽しみにしてたほうがいいと思うわ」
「どういうこと?」
「まぁ、まぁ、まぁ。それは置いといて、5家が何かについて説明するわね」
なんかうまくはぐらかされたような気がする。
「日本は古くから『怪異』と呼ばれる妖怪みたいなのがいたの。で、怪異はお化けや妖怪と違って、人を食べるために人間を襲っていたの。それが平安時代ごろね。怪異は時代によっては妖魔と呼ばれたりいろいろだったけど、その人間を襲う生き物から国を守るため、当時、最も霊力が高くて魔力のある5人の若者たちが力を合わせて結界を作ったの。その結界のおかげで国は守られ、平和な時期は続いたんだけど、あなた達が神隠しにあって、まだ結界を張りなおせていないの。今は、妖魔からしか守れていなくて、怪異が九州地方に出たってい情報が入ったの。たがら、5人を揃えて、結界を張りなおさなきゃいけないの」
「それは、お母さんたちじゃダメなの?」
そう聞くと、お母さんは悲しそうな顔をしていった。
「できればそうしたいんだけど、貴方達のほうが霊力も魔力も強いから、お母さんたちじゃかなわないのよ」
「そうなんだ。」
そう言うと、今まで黙っていた花道さんが、
「それで、5人の中で一番強いのが澪様なのです。」
と言った。
「え?どういうこと?」
「悔しいが俺よりお前のほうが強いんだ。まぁ、お前の次は俺だけどな」
「え?どういうこと?雷希より強いっていうのは分かったけど」
うん。雷希より強いのは分かった。でもどういうこと?
「五家はね、各家によって得意分野が違うの。攻撃が得意だったり、防御、治癒。いろいろなんだけど、澪は全部一番なのよ」
そしてさらに衝撃の事実を知ることになる。
「そして、澪はねただ五人の中で一番強い、ってだけじゃなくて、この世界で一番強い魔女なのよ」
事実2として更新します!!




