本家
本家に着きます。雷希の名前が
雷気→雷希に変わってます。
さすが高級車。全然揺れない。そう思いながら、どんどん変わっていく景色窓から眺める。どこに行ってるかって?そう、それは20分前…
「お久しぶりです澪様。只今より、澪様及び雷希様を、雨宮家本家にお連れ致します。これは、5家での合同会議で、決まったことです。大変ご勝手ながら、お二人にはついてきてもらいます。」
??ポカーンとしている私と雷希に気づいたようで、
「私、雨宮家の執事を務めさせていただいております。齋藤花道と申します。」
と、執事さんは自己紹介した。いやいや、そういう意味じゃなくて…。
雨宮家の執事っていうので警戒心が解けたのか、雷希が
「大人しくついていこうぜ。」
なんていうからビックリ!!私より警戒心強いのに…。不審者だとは思わないのかな?
「雷希って気楽でいいよね」
「どういう意味だよ」
いや、どういう意味も何も誘拐されたらどうするんだって話だよ。
私はコソコソ話で
「誘拐犯とかだったらどうすんの?」
「大丈夫。そこは俺が責任取るから。」
雷希らしかぬことをいいだしたので、
「さっき、変なもの食べた?」
「食ってねえよ!!」
そういいながらも、雷希が責任取るまで言うので、何か知っているのだろうと思いついていくことにしたのだ。
でも、さすがにずっと座ってるのはきついよ。雷希は、隣でブロックゲームやってるけど、とてもゲームをする気にも、スマホを触る気にもなれない。ホントこいつどうしたんだ?私より警戒心強いのに、自己紹介されたとたん、「車乗ろうぜ」とか言い出しやがって。本当に変なもの食べたんじゃないの?
「お腹痛くない?」
「は?痛くないに決まってるだろ」
う~ん、どうしてそんなにリラックスして、警戒もせずゲームなんてできるんだろ?考えていてハッと思いついた。(もしかして、齋藤さん?のこと雷希は知ってた?雨宮家の本家って言ってたから、その話が本当だったら、小さいころにあってた可能性もあるし、お母さんの名前知ってたっていうのが…。)
私が、一人で黙々と考えていると雷希が
「おい澪、ついたぞ」
なんて、齋藤さんより先にいうからホントびっくり。やっぱり知ってたのかな?そんなことを考えながら
「う、うん。」
と返事をして雷希についていった。
う、うわーー。ザッお金持ちって感じの家。
ついたのは、敷地が広く、門やアプローチが長くデザイン性の高い豪華なおうちだった。
「わー!!すごい豪華な家だね!!すごい!!」
「あぁ、そうだな」
私がすごく、感動していることに対し、雷希はそこまで感動はしていなかった。見かねた斎藤さんが、
「ここが本家です。澪様の生まれたところといっても過言ではないです。」
へ?要するに私の家ってこと?え?うちアパートだよ?
「中で梨花様が、お待ちのはずです。向かいましょう」
お母さんの名前が出たので、どういうことか問い詰めようと思い、後に続いた。中に入るや否や、
「みーーおーーーちゃーーーん!!!!!らーーーいーーき君!!待ってたわよ~!!」
とハイテンションのお母さんが。
「お母さん!!どういうこと?ここが私の家なの?あのアパートは?本家って何?5家ってなに?うちに執事なんていたの?ねぇ、お母さん。」
私は、お母さんに疑問を全部吐き出した。
「ま~ま~ま~。これから説明があるから。落ち着いて落ち着いて。てか、花道に聞いてなかったの?」
急に花道さんを攻め始めるから、
「花道さんは悪くないんだよ。私がよくわからないまま、ここに来てお母さんに聞いただけだよ」
花道さんのためにフォローすると、
「てことは、澪に分かるように花道が説明しなかったのね。」
なんて、どんどん攻めるから、
「違うよ。花道さんはただーーー」
「いえ、雨宮家のことをよく知らない澪様にわかるように説明できなかった私の落ち度です。大変申し訳ございませんでした。」
「今後、考えて行動しなさい。ってことで~雷希くん。澪ちゃん。会議に行くわよ~!!」
深々と頭を下げる花道さんに、反省するようにと行った後、ハイテンションで、会議に行くと言い出す母親。
「ねぇ、お母さん会議って何?」
「ん?今後のことを五家で話し合うのよ。」
「ねぇ、五家って何?」
「しっ!!ここには、当初の座を狙ってる人たちもいるの。みんながみんな、澪を歓迎してるわけじゃないの。そういう質問はお母さんから花道、雷希君にコッソリ聞いてね。」
そういうと、お母さんは深呼吸して大きなドア向こうへ入っていった。わたしは、
「俺らも行くぞ。」
緊張しているのか少し声が震えている雷希と一緒に向かった。
お母さん登場です。すっごくハイテンションな人をイメージしました。




