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第7話 桶狭間決着


カクヨムにて74話まで先行公開中



桶狭間山・今川義元本陣・13:40



「では始めるか義元さん」



「いざ参れ!」



「あ~でもあれか?リーチが2mもあるし不公平だなこの鉄棒使ったら、それで勝っても自慢にならん。確か俺用の剣があったぞ。え~とこれだ」



朝比奈親徳

「なんだ?刀等どこから出してきた?」



「ん?まあ企業秘密ってことでw何か知らんけど凄くしっくりくるんだよ。手に馴染むって言うかさ。」



今川義元

「ほお…その刀を手にした瞬間から、気配がまったく違う…相当な名刀では無いか?」



「俺はそこの2人と違ってそういうの興味無いんだ。えーと太刀銘は?おっこれか、来国俊らいくにとしとか呼ばれてるらしいぞ。」



「「「なに!!!」」」

隼人以外の4人が固まった…



「へっ?どした?」



今川義元

「それが真であれば塚原卜伝先生の高弟であるか?」



「いや知らんけど?お会いした事すら無い。そんな有名な太刀なら止めといて他の刀を出そうか?おっ良さそうなのがあるぞ。」



来国俊を収納し再び取り出したのは、何の変哲も無いが真っ黒な刀。



「へえ~凄いな長さ120cmだと。さっきのが70cmだから50cmも長いのか。」



ビュン!ビュッビュッビュン!



「「「うっ!見えない!」」」



隼人の超高速スピードの素振りを誰1人見えてない。



「これも悪くないな。有名な刀かな?え~と、《《なまくら刀》》そんなに強そうじゃない銘だが知ってるか仁、大和」



「なまくらだろうが名刀だろうが隼人が振れば……」



大和

「まさに弘法筆を選ばず……」



朝比奈親徳

「太守様…あの様な怪物との一騎打ちは自重致しましょう…」



今川義元

「…儂もそう思ったとこだが降伏しても許してはくれまい。」



織田隼人

「えっ何?義元さん降伏するの?いやそれはこっちとしては助かる。無条件降伏になるけど良いですか?」



「無条件…そこは会談の場を設けてくれ。儂にも大勢の家臣や領民がおる」



その瞬間今までの緩やかモードから、獰猛どうもうなヒグマモードになる隼人



「おいこら義元!何が今さら会談だ。尾張に軍事侵攻したのは、てめえらの方だろーが!」



朝比奈親徳

「この下郎、太守様に無礼であろう」



「やかましい雑魚は寝てろ!」



ガン!朝比奈の体が浮き地面に叩きつけられた。



「ガハッ!」



隼人の背負い投げをもろに喰らい、背中を守る鎧の後立挙うしろたてあげがひび割れ失神した。



「親徳!」

朝比奈に駆け寄る今川義元



「心配するな急所の脊髄は外しといた。肋骨の背中側が3~4本ヒビが入ったが死にはしない。」



「貴様!!」

怒りが込み上げ愛刀の義元左文字を手に睨み付ける今川義元。



「来いよ義元、この"なまくら刀"であの世に送ってやる。」



チャッ!鹿島新當流で構える隼人、なまくら刀だろうが隙の無い完璧な構えに義元も斬り込めないでいる。



暴風雨は弱まり視界の確保が容易になる。織田の永楽通宝と織田木瓜の旗が続々と集結して来る。



嵐の中で織田軍に本陣を襲われた今川本隊は総崩れ。三河方面へ逃走するが追い討ちを掛けられ壊滅。



織田信長

「そうか、やったか隼人!今川義元を追い詰めておるぞ。」



丹羽長秀

「まことに。。。この本陣内同様、多数の騎馬隊がしかばねとなっていました。たった3人でここまでやるとは…」



「その屍の殆んどが刀傷のない撲殺ぼくさつだった…鉄棒を振り回したのだろう」



「力攻めもここまで来ると誰にも止められません。その証拠に右頬に突き刺さった矢!今川義元の強弓に正面から突っ込んだのでしょう。」



「覚醒したか、大きく化けおった」






織田隼人

「来ないならこっちから行くぞフン!」



隼人持ち前のパワーと鋭い振りに押されまくる義元。名刀・義元左文字でなければ真っ二つに折れていただろう



「ぐっ!!」

防戦一方の義元は両手が痺れ、握力がなくなっていく。



「こんなもんか…にしても腹減ったな…次の10合目で決めて飯だ」



義元の懐へ飛び込んだ瞬間、低い姿勢から強烈な峰打ちを右脇腹へ叩きこむ!



「ボキャッ!ぐうわぁぁ」



肋骨を数本粉々に砕かれ、激痛にのたうち回る体重110kgの巨漢、今川義元を軽々と持ち上げ片羽絞めで絞め上げた。



「実は俺、こっちが本職なんでね。」



「ぐふぅぅ……」



数秒で絞め落とした巨体を担ぎ信長の元へ向かう。



隼人

「どうぞ自分からの献上品、今川義元です。」



信長は鋭い目で睨み付け、静かだが怒りを込めた厳しい口調で隼人に問う



「どうして止めを刺さぬ。」



「織田信長様への献上品、首級しるしだけでは失礼に当たります。完全体でお持ちしました。あとは煮るなり焼くなり御存分に《《使って》》下さい。今後の交渉に何かと役立つかと」



「……………で、あるか。」



大和

『すご!生の《《で、あるか》》聞いてしまった(感動)』



信長

「それで、頬に刺さった矢を放置しているのは何故だ?」



「あっ!その~《《試合》》に集中すると戦いに関すること以外、なにも感じなくなるのが悪い癖でして、忘れてました…ははは」



試合しあいためいと申すか?

お前、自分が何を仕出かしたか理解していないのか?あの今川義元を生け捕りにしたんだぞ!首級しるしを挙げるより困難だ。それをためいとは、このうつけが!」



信長の怒号で頭をうつむく隼人。さすがに殊勝な態度を取ったかと、2人のやり取りをハラハラしながら見ていた周りの家臣達も安心していると



「ズキン!ズキンってグワァ!い、痛い痛い、痛いっす!!!」



「今頃痛いと叫ぶなwこの大うつけwおい!矢を抜いて手当てしてやれ」



「……痛くてうつむいてたのか…内政も5だったな…」



大和

「この時代の基本的な事、少し教えとかないとヤバイな」



信長は桶狭間での戦果を、配下の密偵や商人等を使い国内外に広めるよう命じた。



【今川治部大輔義元、並びに庵原城主・朝比奈親徳。桶狭間にて織田家一門衆・織田隼人に捕縛される。今川軍総崩れ西三河一帯から駆逐!】



その情報は衝撃を持って各地に拡散され、まだ尾張も統一していない全くノーマークだった織田信長の名前が、全国デビューを果たす大事件となる。



各大名は忍びを送り込み、織田信長と織田隼人の情報収集に躍起となる。


カクヨムにて74話まで先行公開中


また明日







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