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12話 清洲城朝稽古と第六天魔王



1560年6月5日 4:55 清洲城



柴田勝家

「ふふふふふ、門番殿ご苦労でござる。剣聖・織田隼人師匠弟子の柴田勝家である、以後お見知りおきを。」



門番

「あの~殿様。今月の清洲城月番は柴田家ですので、お見知りおきも何も我等全員柴田様の家臣なんですが…」



「ワハハハハハハ!気にするな気分だ気分!師匠の弟子と名乗りを挙げる幸せを噛み締めておるのよ。」




「左様ですか……何時もお元気で何よりです…どうぞお入り下さい。」



勝家が5:00に来ると言うので隼人等3人も支度を済ませ、動的ストレッチをしていた。



勝家

「おはようございます、師匠達も早いですな。ところでその動きは何をなされているのですか?」



「おはようございます、準備運動です。稽古前に動きのある体操をすると、身体中の血流が良くなり体温が上がる。怪我のリスクが減るんです」



「リスク??う~む?」



「柴田様。考えるより御一緒に如何でしょうか?」



大和

「柴田様のような強者と御一緒出来るとはこれ以上なき喜び、

どうぞこちらへ。」



「おお兄弟子2人にそう言われると断れまい。」



そこへぞろぞろと集まってくる者達がいた。



「「「隼人師匠様!おはようございます。」」」



「へっ?お、おはようございます…じゃなくて何ですか皆さん早朝から?」



金森長近(36歳)

「はっ!我が代表して。本日6月5日より剣聖織田隼人様に弟子入り《《致しました》》。何卒末長くお願いします。」



「いやいや日本語がおかしいよね!弟子入り《《致しました》》って許可してないぞ」



しかし全く帰る様子の無い

金森長近、佐々成政、池田恒興

堀秀重・堀秀政(17歳)親子



「えっ?なんで?丹羽長秀殿まで」



「師匠、弟子の私に殿はいりません。丹羽と呼び捨てでお願いします。」



「それは…柴田さんと同じで全員《《さん》》付けで呼びます、いいな!」



「「「はい!!」」」



その時

「ちょっと待った!ハアハアハア」



仁&大和

「「マジか………」」



「隼人殿、酷いですぞ!傅役の儂に黙って勝手に弟子を取るとは」



「森さん。みんな勝手に弟子入りしただけで許可は出してないです」



「なんと!ほお~良く見ると柴田殿まで…しかも押し掛け弟子とは。隼人殿と我が森家の毎朝の稽古を邪魔するで無い」



「なんだと可成!傅役だか何だか知らんが邪魔なのは貴様だ!槍の三左改め邪魔な三左と呼んでやろう!」



「権六こら調子乗ってんなよ!」



「はあ年下が生意気だぞ三左!」



「やかましい権六たかだか1歳違いで偉そうに潰すぞてめぇ!」



「良く言った槍で決着だ!本身だぞ」



「当たり前だ!権六の串刺しにしてやる!」



「うるせー馬鹿どもいい加減にしろ」



ほぼ瞬間移動で柴田勝家を内股で地面に叩きつけ、飛び起きた勢いのまま森可成に大外刈りを決め、背中全体を地球とキスさせる。



「グガッ!」「オゴォ!」



「「「おおおおお!」」」



丹羽長秀

「あの柴田、森の2人を素手でぶん投げ叩きつけた!やっぱり敬語使わないと不味いのでは…」



背中と腰を叩き付けられ、うんうん唸っている織田家・武の頂点にいる2人をガン無視して



「先ずは上半身、肩甲骨を回す~仁と大和の真似をして、そうそうそれで良い。次はわき腹、股関節、どうだ身体が暖まって来るだろ」



竹刀と先端クッションの竹槍、シールドの胴と面・軽量籠手等を使い激しい打ち込み稽古を行う。



隼人同様、桶狭間で実戦を経験。敵とは言え人を殺めた仁と大和の実力に、織田家歴代の武将達も歯が立たない。しかしその2人でさえ、隼人との模範戦で瞬殺されてしまう。



柴田・森がやっと痛みが半分程取れ立ち上がった時



「6:30だ!本日の朝稽古はこれにて終了!この後、静的ストレッチを15分やって解散とする。


稽古は5:30から希望者は来るが良い。但し今朝の柴田・森両名の様な不届き行為は2度と許さん。即除名、師弟の縁も切る分かったか!」



「「「はい御師匠様!!」」」



柴田・森

「「分かりました…(泣)(泣)」」






9時に清洲城を出立と小姓から連絡が入る。沢彦宗恩たくげんそうおんって僧侶を訪ねるらしい。服装は桶狭間で着用した戦闘服でとの事だ。



「後40分あるから昨夜の続きを話す。3人だけの共有で信長様にも言えない。聞いてくれるか?」



「「勿論だ。」」



「先ずは俺の事だ。昨日勝家さんに勝った後で違和感を感じ統率力が倍の2千万に増えていた。」



「うわ、いきなり倍か。」



大和

「柴田勝家、織田家1の猛将だからな。」



「まあそこは今2人が言った様に何となく理由がある。驚いたのはNewスキルってのが芽生えてたんだ」



2人

「「Newって!ほお」」



「2人にも関係ある。スキル名は【鑑定】レベルMax…」



「隼人…お前もう何でもありじゃん」



大和

「我等に何か見えたのか?」



「ああ、2人とも朝稽古で織田家の有名武将を叩きのめしてただろ。元々持ってる実力もトップレベル。そこへ更に補正、つまりプラスアルファーされていた」



2人

「「マジか!真であるか?」」



「ああ。それと俺たち桶狭間でいくら戦争とは言え何十人も人を殺した。でも罪悪感やトラウマが無い。」



「何十人は隼人だけだろ俺は右備えの《《12名だけ》》だ。」



「儂は馬小屋守備隊の10人と他に《《5~6人》》殺ったが正確には数えて無い。」



「ほらそこなんだよ、自分でも気付いてないだろ。仁は今《《12名だけ》》って大和も正確には数えて無いって。もし東京で江東区で1人でも殺したら?そんな言い方出来る精神状態かな?」



「「あっ!うむ…」」



「2人とも俺には無い"精神的耐性"ってスキルがあった。レベルMaxでな…そのスキルが無かったら"殺人のトラウマ"で苦しみ抜いていたはずだ。」



「……そうか助かったのかもな。あの日の夕飯。隼人が収納から出した焼き肉ガツガツ食えたもんな……」



大和

「確かに違和感は感じてた。何故平気なのか?人を殺めたのにと…だがそうなると隼人はどうしてなんだ?」



「そこなんだがギフトが1つ増えていた。2人には話しておきたい。正直1人じゃ荷が重い…」



大和

「承知した、どんなギフトか言ってみろ。我等3人 一蓮托生いちれんたくしょうだ」



「どっちにしろ3人で協力しないと戦国時代を生き抜くのは厳しい」



「ああ悪いな巻き込んじまって…そのギフトは【第六天魔王】だ…」



「それって…信長様の代名詞…」



大和

「レベルMaxの鑑定なら深掘り出来たんだよな?」



「勿論だそれは…」






汗だくで信長の小姓が駆け寄る


「急いで下さい。30分前です!御館様がイライラしながら待ってます」



「30分前で…急ごう続きは夜だ走るぞ」



さすが理不尽短気が服着てるお方です。30分前行動って?あれ?どっかのプロ野球チームだな。唯一○○軍って付いてるとこw



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