No.2 信じがたい現実
最後まで見てくれると嬉しいです。
あの日から俺は楓さんと一緒に帰る事が多くなった。
「今日も一緒に帰る?」
周りからはすごく突き刺さるような視線を向けられていた。それは仕方ないと思った。
なぜなら、俺は今学校で一番可愛いといっても過言ではない女性と帰ろうとしているのだから。
「うん……」
この数週間で二人の距離は確実に縮まっていると実感する。
校門当たりで待っていると、楓さんがやってきた。
「待った?」
「いや、全然待ってないよ」
楓さんは少し安堵した顔をした。待たせてしまったという自覚があったのだろうか。
そして、俺たちは学校を離れた。学校を少し進むと大通りにでる。信号待ちをしていると楓さん何か言いたげな顔だった。
「何か言いたいことでもあるんですか?」
楓さんは、頬を赤くして黙り込む。
「ごめん! 言いたくなかったら言わなくていいんだ!」
「そうじゃなくて……」
そんな会話をしていると信号が青に変わり歩き出そうとしていた。
「すk……」
「え……」
歩道で立ち止まり頭の中フル回転させた。車の音で良くきこえなかったが最初の一文字は『す』ということが分かった。そこから、あの短い時間でいえる言葉なんて安易に想像できた。
「なんて、言ったの?」
「教えない!」
そう楓が笑った時だった。
信号が赤に変わっていた。
目の前で楓さんが轢かれていく。
俺は浮かれすぎていた。
でも俺に考える余地はなかった。
すぐに救急車を呼び、心肺蘇生法を繰り返した。凄くその時間が長く感じた。
幸いなことに、楓さんは体の一部が捥げるという事はなく頭部の出血と擦り傷、打撲という程度だった。しかし、意識は戻らないので、心肺蘇生法を続けた。
どれだけの時間が経っただろう。やっと救急車が到着した。
楓さんはすぐに運ばれていった。
数時間後、診察室の外で楓さんのご両親を待っていた。幸い楓さんは命に別条がないことがわかった。
しかし、楓さんは頭部外傷による記憶障害を引きを越していた。
「は?」
と思わずこえがあふれ出る。
悲しみと楓さんを守ってあげられなかった自分にひどく激怒した。
その日、自分の部屋でひどく泣いた。
その時ある考えが頭をよぎった。
ラノベのつもりで書いてるんですけど、あってますかね……




