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NO.12 本番

暇つぶし程度に楽しんでください!!

俺は楓さんとショッピングモールに遊びに行く日になった。

 俺は楓さんを迎えに行くために昨日買った服を着て、準備する。

「お財布よし、スマホよし、ティッシュよし、服装よし」

「行くか」

 俺は家を出た。俺と楓さんの家までは徒歩で十分ぐらいだ。楓さんと駅に集合してもいいが、どうせなら、早く顔をみたいものだろう。

 楓さんの家に着き、インターホーンを押す。

「おはようございます、今から外に出るので待っててください」

「わかった」

 家の中からドタバタと足音が聞こえてくる。

「おはようございます」

「おはよう」

「体調は大丈夫ですか?」

「あぁ、凄く気分がいいよ」

 俺たちは駅へ向かった。

 駅に着くとそっそく切符を買い、電車にのる準備をした。

「楓さん、電車乗ったことあるのか?」

「はい、多分のったことがあるんだと思います。切符を買う時も、改札を通る時も戸惑いなくこうどうできたので……」

「そうか……」

 俺は今の楓さんは乗ったことはないが、前の楓さんの感覚が今の楓さんに作用しているんだのと感じた。

 俺たちはそのまま乗車し、電車に揺られていた。

 何分揺られたかわからなくなると、ようやく目的の駅に着いた。

「駅にやっと着きましたよ」

 ふと隣を見ると楓さんは俯き寝ていた。

「起きてください、着きましたよ」

「う、うん」

 うとうとしながら楓さんは目を覚ました。

 俺は楓さんを駅のベンチに座らせた。

「まだ眠いか」

「もう大丈夫だよ、行こう」

 そう言い俺たちはショッピングモールに向かった。

「まず何するんだ?」

「私、映画みたい」

「わっかた映画を見に行こう」

 俺たちは映画館に向かった。

 俺たちは三十分後に始まるホラー映画を見ることにした。

「楓さんなにか飲み物とか、買いませんか?」

「うん、チュリトスも買いたい」

「相変わらず、ですね……」

 俺たちはお互い好みの飲み物と食べ物を買った。

「そろそろ始まりますね」

「そうだな」


 上映中…………。


 終映した。俺たちはシアターからでた。

 楓さんは満足そうな表情を浮かべていた。

 俺はというと超ホラーが苦手、気が抜けた表情でシアターを出た。

 俺には少し刺激が強かったようだ。

「楓さん、ランチでも食べに行きませんか?」

「そうね、少しお腹が空いてきました」

 俺たちはファミレスに入った。

「俺はハンバーグを食べようかな」

「私はピザを食べますね」

 俺たちは店員さんを呼び、注文した。

 注文した料理が機械によって運ばれてきた。

 俺は運ばれてきた料理を機械から取り出し、楓さんの目の前にそっと置いた。

「ありがとう」

 俺たちは手を合わせた。

「いただきます」

「うん、美味しい」

「はい、美味しいです」

 俺たちはすべてのご飯を食べた。

 ファミレスを出た。

「さて、ご飯も食べ終わったことだし、どこにいきますか?」

「私ねゲーセンに行きたい」

 俺は目を見開いた。楓さんがゲーセンに行くなんて、初めて聞いたので多少動揺している。

「ならゲーセンに行きましょう」

 ゲーセンに入ると、楓さんはさっそくクレーンゲームに夢中になっていた。

 景品はかわいい猫のぬいぐるみだった。

 楓さんは頑張って獲得しようとしていたが、なかなか上手くいかない様子だった。

「伯君、獲れないんですよ」

「まぁ、はじめてでしょう。仕方ありませんよ」

 俺は台の前に立ちプレーする。

 続けること四回目、楓さんが欲しがっていた猫のぬいぐるみを獲得することに成功した。

「えぇ! すごい!」

「これあげるよ」

「いいの?」

「受け取ってくれ」

「なら受け取るね」

 俺はぬいぐるみを楓さんに手渡した。

 




これからも応援してもらえると幸いです!

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