No.1 気になるあの子
これからもどんどん更新していくのでよろしくお願いします。
俺は、日光学園の1年生「島津伯」だ。
今、廊下で戯れている中心にいるのが学校1の美女、南楓何もかかわりのない人物だと思っていたが、
その時は急に訪れた。
5月の中間テストが終わった頃、席替えがありまさか隣の席になってしまった。
自分としては、あまり目立ちたくないので横にいる人物が好ましくなかった。
とそう思いながら、彼女がこっちを向いて口が開く。
「これからずっとよろしくね、拍くん」
と楓が話しかけてくる。
俺は聞き間違いかと思ったが彼女を待たせてはいけないので、すぐに返事を返すことにした。
「よろしく、楓さん」
と返事を返すと、彼女はニコっと笑い前を向いた。
それから彼女は毎日喋りかけてくれて、1週間が経つ頃には自分も心を許していき軽く話すぐらいには会話ができるようになった。
時は、6月中盤に差し掛かり梅雨の時期になってきた。今日外では雨が降っている。
今日も雨,等々梅雨入りかそんなことを思いながら俺は下駄箱のほうへ歩き出す。
でもそこには、なぜか楓さん下駄箱の出口でずっと立っている。
俺は楓さんが傘をわすれたことに察した。
「どうしたの楓さん?傘を忘れてしまったのですか?」
「はい、そのようです……」
「そのようですってじぶんのことだろう」
少し呆れながら、しょうがない人だなと思う。
「傘を貸しましょうか?」
俺は彼女よりも家が近いことを知っていた。
彼女は少し伏せ考えた。
「じゃあせっかくだし、貸してもらおうかな。拍くんはだいじょうぶなの?」
もちろん雨には濡れるが彼女には迷惑をかけられない。
「ああ、大丈夫ですよ」
それを聞いた彼女は、顔をしかめた。
「嘘ついてますよね、傘一本しかもってないじゃないですか」
と彼女は少しムカムカしたような表情を見せ言った。
「私だけ使うのも悪いです」
「でもそうしないと楓さんが濡れますよ」
彼女はどうしたらいいか最適解を考えている様子。
「なら、相合傘をしましょう」
一瞬ほんとにいっているのか、わからなかったがすぐに恋愛的な感情はないと理解した。
「ほんとに俺なんかが相合傘してもいいのか?」
「はい、拍くんじゃなかったら言い出しませんよ」
と言うと彼女はニコっと笑い、その可愛い笑顔に俺は立ち尽くしていることしかできなかった。
俺は彼女のことが好きなのかもしれない。
結局その日は相合傘をして帰ることになったが、俺だけが恥ずかしがっていてなにも頭に入ってこなかった。
「今日はありがとうね。またよろしく」
と、また彼女が笑う。
その笑顔にまた魅了されてしまったのかもしれない。
質問やアドバイスがあればお願いします。