表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/15

No.1 気になるあの子

これからもどんどん更新していくのでよろしくお願いします。

 俺は、日光学園の1年生「島津伯」だ。

 今、廊下で戯れている中心にいるのが学校1の美女、南楓何もかかわりのない人物だと思っていたが、

 その時は急に訪れた。

 5月の中間テストが終わった頃、席替えがありまさか隣の席になってしまった。

 自分としては、あまり目立ちたくないので横にいる人物が好ましくなかった。

 とそう思いながら、彼女がこっちを向いて口が開く。

「これからずっとよろしくね、拍くん」

 と楓が話しかけてくる。

 俺は聞き間違いかと思ったが彼女を待たせてはいけないので、すぐに返事を返すことにした。

「よろしく、楓さん」

 と返事を返すと、彼女はニコっと笑い前を向いた。

 それから彼女は毎日喋りかけてくれて、1週間が経つ頃には自分も心を許していき軽く話すぐらいには会話ができるようになった。

 時は、6月中盤に差し掛かり梅雨の時期になってきた。今日外では雨が降っている。

 今日も雨,等々梅雨入りかそんなことを思いながら俺は下駄箱のほうへ歩き出す。

 でもそこには、なぜか楓さん下駄箱の出口でずっと立っている。

 俺は楓さんが傘をわすれたことに察した。

「どうしたの楓さん?傘を忘れてしまったのですか?」

「はい、そのようです……」

「そのようですってじぶんのことだろう」

 少し呆れながら、しょうがない人だなと思う。

「傘を貸しましょうか?」

 俺は彼女よりも家が近いことを知っていた。

 彼女は少し伏せ考えた。

「じゃあせっかくだし、貸してもらおうかな。拍くんはだいじょうぶなの?」

 もちろん雨には濡れるが彼女には迷惑をかけられない。

「ああ、大丈夫ですよ」

 それを聞いた彼女は、顔をしかめた。

「嘘ついてますよね、傘一本しかもってないじゃないですか」

 と彼女は少しムカムカしたような表情を見せ言った。

「私だけ使うのも悪いです」

「でもそうしないと楓さんが濡れますよ」

 彼女はどうしたらいいか最適解を考えている様子。

「なら、相合傘をしましょう」

 一瞬ほんとにいっているのか、わからなかったがすぐに恋愛的な感情はないと理解した。

「ほんとに俺なんかが相合傘してもいいのか?」

「はい、拍くんじゃなかったら言い出しませんよ」

 と言うと彼女はニコっと笑い、その可愛い笑顔に俺は立ち尽くしていることしかできなかった。

 俺は彼女のことが好きなのかもしれない。

 結局その日は相合傘をして帰ることになったが、俺だけが恥ずかしがっていてなにも頭に入ってこなかった。

 「今日はありがとうね。またよろしく」

 と、また彼女が笑う。

 その笑顔にまた魅了されてしまったのかもしれない。

 


質問やアドバイスがあればお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ