第十九章43 【アンサー・クリエイト/第10席戦1】43/【事実をねじ曲げる強制力】33/【ヴィナフェリア・エクセリア・トゥルーヴェリティ】との3日1
次の3日間を過ごすのは、【ヴィナフェリア・エクセリア・トゥルーヴェリティ】とだ。
彼女は、【ティシェルリア姫】の【顔】と【首】を司る存在だ。
彼女は、【フェアリア】を元に、【フェアリア】と【祈清】によって生み出された【超造人間】だ。
世界一の美少女と言われる【フェアリア】の130パーセントの美しさを持っているとされる彼女だが、笑う事が出来ないと言う悩みを持っていた。
それは彼女の前世である【ティシェルリア姫】が自分の名前を与えた【リア】を結果的に殺されてしまう要因を作ってしまった事に一因している。
彼女にとっては好意の象徴的行為でも、結果としてそれが他の保守的な存在の嫉妬と妬みを買い、【リア】は謀殺されてしまった。
その来世の姿が、【芳一】なのだ。
なので、【ヴィナフェリア】にとっては運命の王子様と言っても過言ではない。
だが、【芳一】の前でもやはり笑いにくい。
また、【芳一】を不幸にしてしまうのでは無いかと不安に思っている。
【ヴィナフェリア】を見ただけで下につきたいと思う者は山ほど居る。
だが、【ヴィナフェリア】の想いに答えられるのは世界中に【芳一】だけなのだ。
でも【ヴィナフェリア】はどうすれば、良いのか解らない。
彼女は基本的に受け身である。
【芳一】を超える才能がありながら、【オリジン】としての部分が【芳一】よりも劣るという事と、積極的に行動しなかった事などが禍いして、彼女は【覇王/オーバーロード】に選ばれなかった。
それについての後悔は全くない。
自分は【覇王/オーバーロード】に相応しくないと思っているのだから、納得の結果である。
だが、【芳一】に対してはどうして良いのか全くわからない。
ただ、他の女性達が、【芳一】にアプローチをして来たので焦って、自分も妻として立候補したのだ。
それは、彼女の中にある本能的な欲望なのかも知れない。
だが、それは彼女には解らない。
自分の感情がよく解らないのだ。
だから、彼女は、
『私の王子様。
王子様は、私に何を望みますか?
私はそれに答えたいと思います』
と言った。
【芳一】は、
「え?・・・どういう事なのかな?」
と首を傾げたのだった。
意味がわからなかったからだ。




