第十九章32 【アンサー・クリエイト/第10席戦1】32/【事実をねじ曲げる強制力】22/【新メンバー/シェイナ・シャイニー(SHAYNA SHINY】との3日2
戦おうと言う【シェイナ】に戸惑う、【芳一】。
【シェイナ】は、
『ダイジョブ、ダイジョブ。
痛くしないから』
と言った。
【芳一】は、
「痛くしないって・・・戦ったら痛いでしょうが」
と抗議する。
【シェイナ】は、
『違う、違う。
全然、大した兵器は使わないって言う意味だよ。
稽古みたいなもんだね。
だから、バトろうよぉ~』
と言った。
そして、そのまま、何かを召喚する。
それはそのまま形を為していく。
それは、全身金と銀と黒で彩られたかっこいいデザインの3メートルを超える巨体の鎧戦士だった。
その鎧戦士の中から声がする。
どうやら、いつのまにか体内に【シェイナ】が入っている様だ。
『おぢちゃん、おぢちゃん。
勝負しよう。
もし、おぢちゃんが勝ったら、おぢちゃんの事、【旦那様】って呼んであげる。
負けちゃったら、おぢちゃんのままだよぉ~』
と言ってきた。
【芳一】は、
「いやいやいや、ちょっと待ってって。
いきなりそんな戦闘力むき出しの姿になられても困る」
と言った。
【シェイナ】は、
『ダイジョブ、ダイジョブ。
これ以下のやつは1000種類くらいしか持って無いから。
弱い方から数えた方が圧倒的に早いよ』
と言った。
「どう見ても無茶苦茶戦闘力ありそうなんだけど?
1000種類くらいしか無いって強い方はどれくらいあるの?」
『んー、正確に数えた事無いからわかんない。
でも100億以上はあると思うよ。
そっから上は数えてないよ。
1兆は行かないと思うけどね~』
「い、1兆って」
『良いからやろうよ。
早くぅ~、早くぅ~』
「ちょっと、待ってってば。
落ち着こう、ちょっと落ち着こうか」
と言うやり取りがあった。




