第十九章31 【アンサー・クリエイト/第10席戦1】31/【事実をねじ曲げる強制力】21/【新メンバー/シェイナ・シャイニー(SHAYNA SHINY】との3日1
次の3日間は、【新メンバー/シェイナ・シャイニー】との3日となった。
彼女も【主人格】を選択している。
【シェイナ】は、
『・・・』
と無言で近づいて来た。
【芳一】は、
「え?え?え?な、何?何?何?何なのぉ~????」
と動揺する。
そして、
『れろんっ』
と【芳一】の頬を舐めた。
【芳一】は口をあんぐりと開けて、
「は?」
と言った。
【シェイナ】は、
『唾、つぅ~けたっ。
これでおぢちゃんは私のものぉ~っ』
と言った。
【芳一】は、
「え?つ、唾付けたってそう言う意味?」
と言った。
ノリについて行けない様子だ。
【シェイナ】は、どうやら天真爛漫なタイプの様だ。
【芳一】は、
「君はどうして僕と結婚しようと思ったの?」
と聞いた。
『面白いから~』
「面白いからって、そんな簡単に・・・」
『おぢちゃん、私ってさぁ~、【超越】の席次17位なんだよ~。
凄いでしょぉ~』
「ち、【超越】って・・・」
『【超越】に限らず、【謎】とか【出鱈目】とかもそうなんだけね~。
3タイプあるんだよ~。
私はねぇ~【創操・令祈型カテゴリータイプ】って言うんだ。
簡単に言えば、【最終兵器】を使ったり、強い相手に命令出来たりするタイプがこのタイプなんだよね。
だから私自身はそんなに強くないんだよ。
私が操る事が出来るものの中に凄いのがあって、それが序列17位って訳なんだよねぇ~。
後、2つの内1つは本人が強かったり強すぎて依代に入っている一番強いタイプの【主体・依代型カテゴリータイプ】、
もう1つはその人が居るだけで他の何かが影響して、それが凄いってのとそれら以外の例外的なものが、【存接・他類型カテゴリータイプ】なんだよぉ~。
なんか、こっちの方の同じ序列17位の人は私と同じで、おぢちゃんに目を付けたみたいだから先を越されない様に、唾をつけておこうと思って舐めたんだ~』
「そう言う意味で使われる言葉じゃないと思うけど・・・」
『大体意味があってれば問題ないよ。
それよりおぢちゃん、バトろっか?』
「バトろって、戦うって事?
君、何かの刺客なの?」
『違うよぉ~。
私の旦那様の実力を把握したいの。
噂だけで実際に見てないからね。
だから戦ってちょ』
と言う話になっていた。




