第十九章22 【アンサー・クリエイト/第10席戦1】22/【事実をねじ曲げる強制力】12/【ピンク・シニョリーナ(PINK SIGNORINA)】との3日1
次からは3日間である。
最初は、【ピンク・シニョリーナ】と過ごすことになった。
彼女も、【上位超謎創想結師】である。
元々は【中位超謎創想結師】だったが、【芳一】の三番目の彼女の座をゲットした事で昇格していたのだ。
【ピンク・シニョリーナ】は、
『ようやく【ピンクちゃん】の出番にゃん。
長かったにゃん』
と言った。
【芳一】も24名も妻を娶る事になった原因を作った【ピンク・シニョリーナ】には一言言いたかった。
【芳一】は、
「君ねぇ・・・どういうつもりでこういう事したの?」
と聞いた。
『こういう事ってどういう事にゃん?』
「それは僕に奥さんを24人も持つって事だよ」
『だって必要な事にゃん。
【テンス・オーバーロード/第10覇王】の候補になる条件は人格の数だけ奥さんを作る事にゃよ』
「僕は13人格だよ」
『13も24も大して変わらないにゃん。
多数は多数にゃん』
「それはそうかも知れないけど・・・」
『そう言う時はエッチするにゃん。
恋人同士が揉めた時、エッチすれば解決にゃよ』
「いやいやいや、そんな事ないでしょ?」
『そんな事あるにゃん』
「そもそも、僕は本当に君と付き合ってたのかな?
いや、付き合っていたと言う感覚はあるんだけど、どうもその辺が曖昧で」
『細かい事は良いにゃん。
初めてじゃにゃいし、エッチすれば解決にゃん』
「いやいやいや。
待ってくれ。
他の子としてないんだから君とだけ出来ないよ」
『ダーリンはヘタレにゃん。
こういう時は抱くものにゃん』
「いや。
それはきっぱり否定する。
据え膳喰わねば男の恥って言うけど、それはただの同調圧力だと思うんだ。
したくないと思っているのにするのは良くない。
それは女性に失礼だと言う考えもあるだろうけど、抱きたくないのに抱く方が僕は失礼だと思う。
ヘタレと言われようが何だろうが、僕はしないと決めたらしない。
それは譲らない」
『ダーリンはそこが面倒臭いにゃん』
「どういう事?」
『何でもないにゃん』
と言う会話から3日間は始まったのだった。




