第十九章12 【アンサー・クリエイト/第10席戦1】12/【事実をねじ曲げる強制力】2/【ブラック・マドモアゼル(BLACK MADEMOISELLE)】との1日
次の1日は、【ブラック・マドモアゼル】とである。
彼女も【イエロー・ショコラティエール】と同じく、【超越】や【謎】を発想する存在である【造超想主】と【造謎想主】が消滅し、代わりにその力を受け継いだ【超謎創想結師】として台頭してきた存在である。
彼女は、【ピンク・シニョリーナ】と同じ、【上位超謎創想結師】である。
【黒髪の和装】の美女である。
【ブラック・マドモアゼル】は、
『改めて始めまして。
わたくしは【ブラック・マドモアゼル】と申します。
【上位超謎創想結師】と言う【超越】や【謎】などを生み出す存在になります。
ですが、【造超想主】と【造謎想主】と異なり、【出鱈目】とも交流がありますの。
そこでお土産話として、現在の【出鱈目】の頂点。
それがまだそうなる前の状態でお会いした【デテメレメテデ】という存在の時のお話をさせていただきますわ。
【デテメレメテデ】は、表舞台に出るつもりは無かった様ですが、当時共にいた、【アイネ・クライネ】の保護者となる事を告げ、彼女に【ピュア・ドリーマーズ・ディメンション】を出て【謎】と【超越】と【出鱈目】を、【ユニ・イグ/ユニ・イグジスタンス】という【球状のスライム】の様な状態にするので育ててくれないかと提案しましたの。
そこからはわたくしの知る所ではありませんが、【デテメレメテデ】は【出鱈目】の第0位になったと聞きましたわ。
貴女に興味を持っている【出鱈目】とはこの【デテメレメテデ】の進化した何かになります。
【超越】と【謎】と【超謎】の頂点、第0位も同様に貴方に興味を持っているようですが、わたくしの話としては【デテメレメテデ】は名前を変えて進化した後、貴方に興味を持った。
それだけはお伝えしてきますわ。
頂点という事は【殿堂ランク】と言う、直接の顕現が不可能な何かを別とすれば、【最強ランク】と言うことになりますの。
最強に目を付けられる。
これ以上に、貴方に興味を持つ理由はございませんわ。
わたくしは貴方に大変興味がございますの』
と言った。
【芳一】は、
「ちょちょちょ、ちょっと待ってくれ。
その【出鱈目】の頂点とかに興味持たれたって何で?
何で僕?」
と聞いた。
【ブラック・マドモアゼル】は、
『貴方には不思議な魅力がございますの。
それが全てでございますわ』
と微笑み、身体を寄せてきた。
【ブラック・マドモアゼル】は日本の古風な雰囲気を持った女性である。
そんな女性に言い寄られてドギマギする【芳一】なのだった。




