おわり
肉食獣とその獲物の草食獣を同じ檻に入れたら、檻の中の草食獣は絶滅するだろう。
だが、実際の世界では草食獣は絶滅していない。
これは均衡、バランスがとれている場合と、過渡期である場合があるだろう。
なんやかんやいろいろあってうまいこと調整されて併存する。
そのうち滅ぶけど今はまだ滅んでいない。
このような関係は多くの物事にも言える。
冒険者ギルドもそうだ。
ああだこうだと述べてきたが、それらはすべて、何か別の要因が加わったり削られたりすれば容易にひっくり返る。
つまり条件次第でここまで否定してきたことがあるかもしれないし、肯定してきたことがないかもしれない。
設定は作者の自由自在なのでどんなことも起こりうるしどんなことでもありえなくなる。
だが、なんでそうなるのか、なんでそうなったのかというのは設定を決める際に考えておくべきだ。これは冒険者ギルドに限らない。
そうでないと、そのうち設定同士が矛盾を起こして整合性をとるのに字数を使い始めてしまう。そうなると大体面白くなくなる。短編ならそこまで描写する必要もないが、長く続けるとよくそういった状況に陥りがちである。
うまいこと設定して便利に使おう冒険者ギルド!
おわりだけどなんか思いついたら続く。