正直に言ってごらん! 僕以外の誰を好きになったの?
俺には、愛する女がいた。
俺の事をずっと好きだと言ってくれた女だ!
それなのに、俺はアイツを幸せにできなかった。
俺は20年! 無遅刻無欠勤でずっと頑張って働いてきた会社を
クビになり、家族からも絶縁状態になり、彼女とも上手くいかな
くなっていた。
俺は酒浸りになり、仕事も探さず、彼女に八つ当たりをして。
次第に、、、彼女に暴力を振るうまでになってしまった。
*
それまでは、仕事も家族とも彼女ともすべてにおいて
上手くいっていたのに、、、。
俺の働く職場では、俺は主任に選ばれる事になり。
お店を任せられ、部下も出来た。
皆を連れて、仕事が終わると飲みに連れて行くこともよくあり。
皆の相談もよく聞いていたのに、、、。
・・・突然!
俺は、会社からクビを切られる。
理由は? 俺の仕事態度が良くないという話だった。
そこで働く者も、俺に対して適さない主任だったと言っていたらしい。
あんなに可愛がっていた部下に裏切られるとは。
相談にも、あんなにも親身に聞いていたというのに。
一体!? どうして?
俺は、何も分からないまま会社を後にした。
その頃、同時に俺の家族ともギクシャクしだして。
親父から俺は、勘当させられるし!
俺と親父の、元々の性格が合わないところもあったのだけど、、、?
それでも、母親がいた時までは上手くいっていた。
母親が、去年亡くなってからは? 親父とは上手くいかなくなる。
仕事をクビにされた事で更に、親子関係が拗れ絶縁状態に...。
・・・それから、
5年も俺を支えてくれていた彼女とも上手くいかなくなる。
俺は酒浸りになり、彼女に手を出すような男に成り下がってしまった。
それまでは、彼女と真剣に結婚の約束をし! 彼女を幸せにする事を
俺自身も決めていた事だったのに。
こんな事があり、俺は自分との約束も破ってしまう!
彼女は、次第に俺から距離を置くようになり...。
気がつけば? 俺の傍から居なくなっていた。
*
俺は、連絡先が変わってしまった彼女を探し出すことにした。
彼女は、前の仕事を辞めていて実家にも帰っていない!
何処に行ったのか? 俺は彼女を探し続けた。
そして! やっと、新しい情報を手にする。
彼女は、どうやら? “新しい男がデキたと彼女の知り合いの人から聞く”
俺は、その男の家を聞き出し! 彼女に会いに行った。
【コンコン】
『はい! どなたですか?』
『氷川 冴美の“元彼”です! 冴美ココにいるんですよね?
会わせてください! ちゃんと話がしたいんです!』
『・・・・・・』
『冴美! ココに居るんだろう? 俺と家に帰ろう! 今度こそ!
俺はちゃんと! 立ち直るから! 信じてくれ!!!』
『・・・しょうちゃん!』
『冴美!』
『何しにここに来たの?』
『冴美! お前を連れに来たんだよ! 俺と一緒に家に帰ろう!』
『もう! やめてください! 彼女は、貴方の所になんか!
帰りませんよ! 暴力を振るう男の所なんかに! 僕が返しませんから!』
『・・・冴美、』
『・・・ごめんね、しょうちゃん。 もう帰って!』
『冴美、』
俺は、彼女を待ち伏せして!
彼女を捕まえ、近くの公園で話はじめたんだ。
『なあ~冴美! もう1度、やり直してくれないか? もう、絶対に!
俺はお前に手をあげない! 誓うよ! だから、もう一度! 俺と!』
『・・・無理よ、ごめん。』
『___アイツか?』
『・・・えぇ!?』
『正直に言ってごらん! 僕以外の誰を好きになったの?』
『あの人は、関係ないでしょ!』
『じゃあ~俺と一緒に家に帰ろう!』
『・・・・・・』
俺は、ほとんど強引に彼女を脅し!
一緒に家に連れて帰った。
彼女は、泣き叫びながら今でも俺の暴力に耐えているよ。
約束は、守る事が出来なかった。酒浸りも未だに直らない!
あの彼も、必死に彼女を助け出そうと計画を立てているみたいだ!
だけどね? 絶対に俺は彼女を手放さない!
だって! 俺にとって最後の大事な宝物だから!
彼女をなくしたら? 俺はもう生きていけない。
最後までお読みいただきありがとうございます。




