表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/33

デスゲーム(笑)

前回のあらすじ


ユキちゃんが死んだ!!

このひとでなし!!



現在の所持金2277ゴールド


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ブルーナイフを手に持ち。


首元に押し付けようとした時。



ログが動く


[ユキ]さんから[ コール]です。


「えっ!?」


テンション高い声が聞こえる・・・。


「あっちゃー、死んじゃったわー」

「デスペナキッツ!!1レベル減て鬼だわー・・・。」


「えっ!?」


全身の、力が抜ける・・・。


「いや、何で?お前生きてんの?」


「え?ゲームで死んでも、そりゃセーブポイントで生き返るでしょ?」


「俺は、お前が死んだと思って」


「いや、死んだけど?」

と、あっけらかんにユキに言われてしまった。


「そう言う意味じゃなくて・・・」


「んー?・・・・。そう言うことね。」

「ファウスト君かなちかったんでちゅねー!!ユキちゃん死んで。」


図星をつかれた・・・。


「いやあ、カウントダウン中に何この人、

必死にロールプレイしてんのよと

ちょっと、キュンと来ちゃったしお姉さん。」

「ヒロインなのかー私・・・クスクス。」


何かが壊れた。

「うーがーーーーーーー!!」

「サスケお前後で説教な!?覚悟しとけよ!!」


「あー、はいはい。」

「無事に戻ってきなさいね。」

「アンタのことだから、マップ知らないだろうから。」


「[インフォ][マップ]でマップが、表示されるから、それ見ながら帰ってきなさい。」


(インフォメーションをインフォへ省略は可能です。)


「おーよ」


ユキは無事だった。今のところはそれだけでいい。


あとは俺が無事に帰るだけだ・・・。


この後、めっちゃトレインした。


討伐0・・・。wwwww


(運営さんこいつBANしてくださいwwww)



ダンジョンからの、帰還。


「おかえり」


「ただいま。」


「思ってたより、早くない?」


「ああ、それは。・・・歩きながら話そうか」



ダンジョンの入り口で叫び声が聞こえる。

おい!!入り口にスライムが集結してるぞ!!


と、やいのやいの、と怒号が飛んでいる。


みんな気をつけろー !!

スライムが集まって合体したぞ・・・

うぎゃー!!。


と叫びが聞こえ始めた。


俺は悪くない俺は悪くない。

「異様に戻ってくるの、早かったけど・・・。」


「アンタまさか、トレインしてきたんじゃ。」


「うっ!!」


「ダメだよートレインは、周りに迷惑なんだから。」


「MPKはしてないから・・・」


「そう言う問題じゃないの・・・。!」


「はい、すいません。」


「ほんと、アンタってなにかとやらかしてくれるわよねー。」

「いざとなると、手段選ばないし。・・・」



俺が説教するはずが、何故か俺が怒られている・・・。


「まぁ、お互い疲れたから今日は、休みましょ。」

「また明日!!」



「ああ、また明日!明日は、俺が説教するからな。」


「チッ、覚えてたか!!あははは。」

「Bye」



明日は俺が説教してやる。覚悟しとけよユキ!!


そのあと、昨日と同じ宿屋で、

昨日と同じ部屋107号室に通され。

いつものように睡眠をとった。


金額は、前日同様24ゴールドであった。(特に意味はない


ちゅんちゅん!!

いつもの小鳥のさえずりが聞こえる。

あと30分・・・・。


先日、同様ユキに叩き起こされた。


「今日は、アンタのおごりで買い物行くわよ!!」

「デスペナ食らってゴールド半減、レベルも1下がったんだから。」


支払いを回避するため、真顔で言う。

「いや、2000ゴールドはお互いに収入あったんだし。1000ゴールドは稼いだんだろ?」


「ぬぐぐ、マメな奴め計算してるのかしら。」

「私があれだけ活躍したんだから、ご飯位おごりなさいよ。」


と。


「まぁ、それくらいなら・・・。」


「あ、ご飯の前に、これを受け取ってくれないか。」


ブルーナイフを取り出す。


「昨日、最初からこれをユキに渡しとけば、

君が死ななくて済んだんじゃないかって後悔してね。」

「だからもらってくれないか。」


そしてナイフを、ユキに渡す。


「あー、うん。貰ってもいいけど。」

「質屋ってあったっけ・・・。」


「流石に、やめてそのネタは俺に効く・・・・。」


「やられたことあるんだ・・・」


「ノーコメントで。」


「まぁ、いいけど。」


話を切り替えるために、と俺が、


「まず食事を済ませようか。何が食べたいものでもある?」


「朝食だし、軽めでいいんじゃない?」


んじゃそこのお店で。


食堂で軽く食事をし。

二人分で30ゴールド支払った。


ーーーーーーーーーーーー


食レポみたいな感じは面倒

なんでカットします。


ーーーーーーーーーーーー


「食事をも済んだし、次は何を見に行こうか。」

と俺が聞くと、


「それなら、決まってるわよね・・・。」


「武器 (だな)よ」


「よし、行こう。」


武器屋へ向かった。


11Fのボスに、銅の剣では歯が立たなかったと言う旨を

店の店主に伝えた。



「そりゃ、そうだよ!!」

「むしろ、あの階層まで銅の剣は、流石に拙いですぜ。」

「武器は冒険者の命ですぜ。」


うっ。


「言い返す言葉もありません。」

「まぁまぁ、お客さんに説教してるわけじゃ、ありません

。武器は冒険者の命すなわち相棒なんですわ。」

「多少、値は張りますがね。ガハハハ」

「お客さんの相棒は、そんな価値なのかいって見られますよ?」


言おうとしている事はわかり過ぎる。


「そうですよね・・・。」


銅の剣をお店に下取りに出す。

下取って50ゴールドってとこですかね・・・。


気になる武器か、あの鋼鉄(ハガネ)の剣カッコいいな。

丈夫そうだし。キレも良さそうだ。


ただ、金額が1500ゴールド。


買うと、所持金が、ほぼ吹っ飛ぶ。

コイツなら、信頼できるかもな、相棒頼んだぜ!!


鋼鉄の剣を手に取り、

「鋼鉄の剣を買います。」


銅の剣を下取りしている1450ゴールドですが、

お客さんの話聞かせてもらったし!


今回は1400ゴールドでいいよ。


「あ、ありがとうございます」


俺は1400ゴールドを店主に手渡す。


「まいどありい」


ユキも、武器を新調したみたいだ。

ブルーナイフ下取り出してないだろうな・・・。(汗


「ユキも武器買ったみたいだけど、二刀でもするの?」


「するよー、アンタにナイフもらったしね。」

「忍者に、二刀スキルと投擲スキルあるからナイフは便利なのよ」


そっか、二刀やるんだ。


「なら、俺の使ってるこのスモールバックラー使うかい?一応鉄製だしそこそこ強度はあるよ。

さっき武器買ってたし。ゴールド半減って言ってたし」


「ん、なら貰おうかな。」


スモールバックラーを、ユキに渡した。


「んじゃ、次は防具屋だね。」


スモール系のシールドだと受け流しはできても、耐えることができない。

そのせいで、タンクとしての仕事ができなかった。

次買うとするなら、大きめの盾だ。


赤魔道士になった時点で二刀は、出来ないとそんなイメージかすでにある。

だから、装備に愛着はあったが、

何の躊躇もなくブルーナイフとスモールバックラーをユキに譲れた。


と、考えてるうちに防具屋についた。


823ゴールド 以内で良さそうな盾どれだろう。


防具屋店主に自分の考えている旨と、所持金を提示して

選んでもらうことにした。



店主が、うーん。うーん。と悩んでいる。

新品の鉄の盾でも700ゴールド・・・。


このあたりになるのかなと思いきや。


お客さん丁度いいのがあるよ!!

下取り品で、仕上げ直した商品だけど。


鋼鉄の盾 800ゴールドでいいよ!!


「いやぁ最近、下取ったんだよねぇ。

三次職のジョンって人から・・・。」


「ジョンって、正義(ジャスティス)の人?」


「ああ、そうそう、そのジョンさん」


あえて、オープンにしてるんだろうな。

正義だし、ある種の自己顕示欲つよい人なんだな。

三次職とかバレバレやんけ・・・。


そういや、一番でチュートリアルクリアしてたんだっけ。


下取り品ってのは、多少抵抗もあるが希望に丁度会うのはこの品だ。


「買います!!」


800ゴールドをゴールドを入れている袋から取り出し店主へ手渡した。


「まいどありぃ」


残り23ゴールド、あれっ朝はゴールドが、

いっぱい入ってたのにしぼんでしまった。


何が忘れている気がする。


あっ、昼飯をおごるんだった・・・。


すでに、残り23ゴールド。

宿屋すら泊まれない・・・。


その時は街の外に出て、ゴブリンに犠牲になってもらうしか。

とか考えてたら・・・。


ユキから鋭いツッコミが、

「アンタお金大丈夫、使いすぎてない?」


「大丈夫、大丈夫。」(白目


「大丈夫じゃなさそうね、目が泳いでるわよ。」


「朝は奢ってもらったし、装備ももらったから、昼は私が奢るわ。」


「マジで!」「マジです。」


「真夜中のゴブリンハンターの異名がつかなくて済んだー。」


「なんなのよその異名・・・」


んじゃ、お昼行きましょ。


お昼は、


ユキ様より奢っていただきました。


感謝感謝。


お店を出た後、


「アンタ新しく装備揃えたんだし、倍働きなさいよ!!」

「ひっ!?」


今日は、俺が説教する予定だったような・・・。


「私1つ気になってたんだけど、

あなたこのゲームのこと全く知らないわよね・・・。」


ぎくっ、


「私が、死んだ時のあの慌てようとか」


ぎくっぎくっ!!


「はーい、ファウスト君、説明書出してみよっか」(笑顔


「はい、[説明書]]


ドン!!


ジトーッとした目でこちらを見るユキ。


「どうせそんなことだろうと思ったわよ。なにこれ1Pも減ってないんじゃないの?」


「失敬な、10Pくらいは読んだわい!!」


「はい、正座。」


即、正座させられました。


「私とアンタでやけに温度差あるなぁって思ってたけど。

これ、デスゲームじゃないわよ」


「デスゲームに巻き込まれたと

思って(ゼウス)様殴ったのもあなたかな?」


くけけけけ・・・・と楽しそうに笑っている。


こうなってしまうと、俺はかないません。


「すいませんでしたあー。」


ユキが、嬉しそうに言う。

「今日は、夜まで、宿屋のホールで勉強会ね。」


「うぐぐ・・・」


6時間かけて、重要な部分をユキにポイントを習いながら

説明書を読むことなった。


もうやだ、この説明書・・・。


と、げっそりなりながら。


説明書を読み続けた。


説明書を読んだら、

何故か、ステータスが上がったりした。


これには俺も驚きを隠せなかった。


ユキが、

(このゲームに、無駄に気合の入った製作者の

愛がこもりすぎた気持ち悪い説明書)


と言ってた理由もわかった。


説明書を読まない奴には、職業ボーナスや、スキルボーナス

さらに、称号ボーナスはあげませーん。

と、最初からこんな苦行を読んでもらえること前提で作られているのである。


そら、あの例えにも、納得できた。


ちなみにユキの称号の、探求者は説明書全て読破した際にもらえるボーナスだそうだ。

INTにボーナスがあるらしい。


ユキ、曰くINT1つて馬鹿そうじゃないとの事・・・。


と、装備も揃ったし。色々とわかった事だし

充実した一日だった。


だが、俺には今日一番の仕事が残っている・・・・。



「ユキさん、1ゴールド貸してください・・・」


「アンタねぇ・・・。」


無事、 1ゴールド借りて、宿に泊まることができたのでした。

また、所持金0です。


デスゲームじゃ、なかったというオチです。


次回からは、

デスゲームじゃないとわかった、真の意味でのダンジョン攻略となりす。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ