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効率厨。

前回のあらすじ


無事セカンドベルの塔を攻略


俺の右手が真っ赤に燃え ・・・ 以下略

な感じで えらそうな人に殴りかかった。


無事クソゲーからのクーリングオフに成功した。


@電凸した。


所持金281G

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


セカンドベルの塔での奮闘もあり。

俺は、

無事、クソゲー《リ・アース》の世界から脱出クーリングオフできた。


前回、この防音室を購入した。電話に電凸したが。

電話がつながることはなかった。


これで、俺はこのゲームとの接点をなくしてしまうことができる。

と、自己完結しようと思っていた。


あの世界へ飛ばされ、あの世界で二日ほど過ごした。

あんな世界は、なんかの間違いだったと思うことにしよう。

魔法の件は、人にバレなければ問題ないだろう。


よし、普通の生活をしよう。


いつも通り。

学校行って、ゲームして、体には悪いだろうが

安定のコンビニ飯で一人ご飯・・・。

風呂入って、ゆっくりして。


これが、普通だよな・・・。


明日も学校だし。

よし、もう寝てしまおう。


今日は、そのまま眠りについた。


昨日があまりに普通に寝てしまったため、

二度寝することもなく普通に。


朝に、目が覚めてしまった。


学校は午後からの授業だから。まだ時間あるぞ・・・。


じゃあ。いつもの通り行動してみるか。


とりあえずPCの電源だけ押して。

顔を洗い行く。あと歯磨きもね。


そのままトイレも済ませて。戻ってくる頃にはPCが立ち上がってるってな。


ツイート確認するか。


クソゲーツイートへの反応は「0」

こんなツイート消してしまおう。


[クソゲーチャレンジのツイートを削除した。]


ん?この二日間でメールが来てる。


あ、サスケからのメールが来てる。


[クソゲーの件について]


面白そうなネタなんで私も

一枚噛んでみるね。


俺が、強制転送された。翌日のメールだった。



やってしまった。


リアルでの付き合いはないが、

友人を巻き込んでしまった。


どうしよう・・・。


サスケを巻きこんでしまった。

俺が巻き込んだから俺の責任だ。


そもそも、俺が行っても。意味あるのか。

俺の能力、酷かっただろ。

あの世界に、行っても死ぬだけか?


それでも、究極の器用さ(器用貧乏)で、なんとか生き残れる算段はついた。


そもそも、サスケにあの世界で連絡つくのか?合流できるのかと疑問を持ったが、


ふと、自分の視界に例のアレが目に入った。

俺の目の前に、現実の世界で読むことを放棄した。

説明書が・・・。ページを開いたままだった。


[コール][プレイヤー名]で、指定の人間と会話する事が可能です。


コレだ!!


サスケは、きっとプレイヤー名を変えていないはず!!

今までで、だってそうだ。俺もそうだった・・・。


まだ、サスケがチュートリアルをクリアしてなければ

あいつだけでも救えるかもしれない。


最悪あいつと協力して

あの神とか、言ってた奴ぶん殴れば 戻れるかも知れない。

一人より二人の方が安全だよな。


俺の、貴重な友人を、こんなクソゲーに巻き込んで死なせたくない。


クソゲー、クソゲーといって来たが。

一度は、脱出できたんだ。

脱出が出来ないわけではない。


あの(ゼウス)とやらを、ぶん殴ってでも、二度目の脱出してやるさ。


俺は、再び防音室に入る。


そして、[ドラゴン&ファンタジー]を立ち上げた。


意識が飛ぶ。

また、視界が暗転した。

何処だ、ここ。


洞窟みたいだが。すごく短い。

ここからでも外が見える。


逆に、俺の後ろにはセカンドベルの塔で見た

光の柱が眩しく輝いていた。


外へ出よう。


何故、俺はここにいる。


巻き込んでしまった友人を助けるためだ。


[コール][サスケ]


「サスケ聞こえるか!!」



「ああ、聞こえるよ。」


あれっ、女性の声?


「ファウスト、お前何処いってたんだよ、コールしても繋がらないし。」


の問いに、


「チュートリアルをクリアして現実に戻れた・・・。そこでサスケのメールを見て

お前を、このゲームに巻き込んだと・・・思い再びこの世界に来た。」


と答えると。


「あっそう。」


となんか照れくさそうに答えて来た。


「サスケお前今何処まで進んでるんだ?チュートリアルは終わったか?」


「ああそれね。そこはすでにクリア済みよ。」

「今は、ダンジョニアの街で、新ダンジョンの攻略準備しているところ」

「ファウスト今あなたどこよ?一度、合流しましょう。」


「うーん洞窟?ものすごく短い洞窟で、最奥から外が見えるくらいに短くて

最奥には塔で見た、光の柱見たいのが輝いてる。」


と答えた。


「ああ、そこはシックスズベルの塔からのワープ地点よ。」

「そこの洞窟からまっすぐ行けば、ダンジョニアの街に着くわよ。」

「私は、そこの街の入り口近くにある宿屋、併設の酒場にいるわ。」


と情報を貰った。


「あぁ、今からそっちに向かう。」


会話を切ろうと思うと勝手に切れる。

意外と、ゲームとしては、親切な作りなのかもしれないな。


仲のいい友人と会えるということもあり。

巻き込んで、申し訳ないところではあるが多少嬉しくもあった。


ダンジョニアの街へ行く道中に

モンスターに遭遇した。


RPGのお約束モンスターの

ゴブリンで、ある。


スライムと、同様最弱モンスターの呼び声が高い

ゴブリンである。


武器に、小さめのナイフ持ってるので、

スライムよりは攻撃力があるのだろうと、想像できる。


遠距離攻撃のお約束、

ファイアボルトの魔法を打ち込んで一方的に戦闘を終わらせる。


ゴブリンを倒した。

15の経験値と

10ゴールドを手に入れた。


複数で襲いかかられない限りゴブリンは余裕だろう。


それから、街へ向かう道中。


それから 三度程、

ゴブリンと戦闘したが全て ファイボルトで仕留めた。



何度か戦闘はあったが、

なんの苦労もなく、ダンジョニアの街に到着した。


入り口には、門兵が立って城門を防衛している。


そして、入り口の関所に人が並んでいた。

あぁ、あそこで金払って入るんかな。


海外旅行みたいに

sightseeing っていっとけば大丈夫か?


まぁ、考えても仕方ない並ぼう。


自分の順番が来るまで待つ・・・。


10分ほど待った・・・。


「次の方・・・どうぞ。」


自分の番だ。

受付のおっさんが。

「何の用で、この街に来た?」

の問いに。


「sightseeing」


と答えたら。


「はっ?」

オッサンが、

すごく不機嫌になられた。


「あっ、いえ 観光です。友人が来てるって聞いて遊びに来ました。」


じっとこちらの顔を見られた。

何かを伺ってるのだろうか?


「プレイヤー名と、レベル、職業の表示を行なってください。」

「あと冒険者ギルドの証もあるなら。提示してください」


ああ、そういうことね。

ステータスの表示関連を表示にした。


そしてギルド証を提示した。



「ファウスト レベル 14 赤魔道士 三次職」

「入国には、入国税として30ゴールド必要だ。

お支払いをお願いします」


俺は、受付に30ゴールドを支払った。


「この街は、ダンジョニアの街だ、遊びに来たって言ってたが

あんたら、冒険者にはダンジョンがあるから最高の街だろうよ」


「ようこそ、ダンジョニアへ」


と歓迎を受けた。


俺は、受付を終え、街へ入った。


さて、入り口の近くの宿屋って

ああ、ここか。


宿屋の併設の酒場に向かった。


酒場に入ったが、カウンターに、世紀末な感じのにーちゃん達。


奥の席に、忍者?みたいな格好の人がいた。


西洋風に、忍者はねーな・・・。

と思いつつ。


どいつがサスケか見当がつかない。


[コール][サスケ]


「聞こえるか!?ダンジョニアの酒場についたんだが?」


奥の席の忍者が立ち上がった。


[コール]が切れた。


忍者がこちらに向かって来る。


えっ、忍者お前なの?

お前がサスケなの・・・?


俺の目の前で、止まる。


サスケは忍者・・・・

猿飛サスケ・・・。

あぁ。そこからか。お前の魂の真名は。


「ファウストさんこんにちは。リアルでは、はじめましてかな。」

「私が、サスケです。」


声が完全に女性の声だ。


自分も定型ながら挨拶を返した。


「あっ、サスケさん。リアルでは、はじめまして。ファウストと言います。」

「はじめましてっていうのもなんか変だなぁ。」


と言うと。


笑われた。


「一言余計なのも、あなたらしいですねぇ。ファウストさん。」


といわれたんで、


「それはサスケお前も、よく知ってるだろ。あははは。」


お互いに笑った。


それで、自分は、ネットで男だ女だ。

なんかは極力気にしないようにしている。

ただ、面と向かわれると気になるもんは気になる。


「もしかして、サスケって女性の方ですかね?」


「ああ、そうですよ。リアルでは女性やってますねー。」


「自分の姿、声までゲームの中に反映されると思ってなかったですし」

「ほかの名前だとファウスト君とつるめないでしょ。」


あぁ、コイツは本当に遊びに来てたんだな。

なるほどね・・・。と納得した。



「ファウスト君PT組まない?」


「ああ、いいけど。」


「それなら決まりねー。」


あれっ、なんか軽い。

デスゲームじゃなかったっけ?


なんか流れのままで、

俺はサスケとPTを組むことになった。


「よし、ファウスト君確認できたし名前変えるねー。」

「ちょっとこのみためだと、サスケって感じにロールプレイできないっしょ。」

「サスケ から ユキにするから。」


サスケの名前が、ユキに変更されてる。


「忍者がくの一になるわけか・・・。」

「どうやったんだ?それ?」


「ステータス画面からネームチェンジしただけだよ。専用のアイテムいるけど」

「説明書に乗ってたよね?」


え、そうなの?


「知らなかったわ。」


そういや、PT機能なんかも俺は知らなかったし。


一度説明書読むべきなのかもしれないな。

まぁ無理だけど・・・。


「それにしてもファウスト君レベル高いねー。もう14なの?」

「私まだ、8レベルだよー」


あっ、ステータス関連隠すの忘れてたわ。(反省反省


「ん?8レベル?あのポイズンスライムで俺は14になったんだぞ?」


「サスケ、いやユキさんあんた、一体何レベルであのボス倒したんだ?」


の問いに。


「苦戦はしたけど、5レベルかなー。」


と、驚愕の発言をされた。


「なんで5レベルで、あいつ倒すステータス足りるんだ。俺はレベル13でも苦戦したのに。」


ユキが、ん?って感じに首を傾げてきた?


「もしかして、ファウスト君、攻略本読んでない?」


「攻略本?そんなのあるのか?」


「あぁ、違う違う。このゲームに、無駄に気合の入った製作者の

愛がこもりすぎた気持ち悪い説明書の事。」


「ちょっと、ファウスト君パラメータ見せて。」


「どうやったら見せれるの?」


「ステータス パラメータ オープン」


ユキのパラメータが表示されてる。


えっ!!


ユキ

職業:忍者

称号:探求者

レベル8


STR16

AGI 70

VIT1

DEX16

INT1

LUK1


「えっ。!!AGI1極振りじゃん。」


ど、どう言うことだ。

と困惑してたら。


「ファウスト君、君もパラメータ開いて!!」


俺はいわれるままに、


「ステータス パラメータ オープン」


俺のステータスが表示された。


ファウスト

職業:赤魔道士

称号:スライムキラー


レベル14


STR38

AGI38

VIT38

DEX38

INT38

LUK38


ステータス画面を開いたら、ユキに噴出すほど笑われた。


「ぶっ、アンタ、超バランス型とかこの、ゲーム楽しみすぎでしょ。」


楽しんでるわけではない・・・。

こうなってしまっただけだ。


「いや、パラメータ変えれるなら変えたいと思ってる。」


と答えた。



「えっ、もしかしてパラメータの上昇変更設定知らない?」


「さっきと同じ要領で、ステータス パラメータ上昇変更ね。」


結果、上昇値の変更ができるようになった。


俺は、LUKとDEXの上昇をひとまず0にして。

振れる4ポイントは、

STR

AGI

VIT

INT

に振ることにした。


「まぁ、良いわ今日はもう遅いし、明日からPTくんでダンジョンへ行きましょう。」


と、友人のサスケ(ユキ)とのゲームに対しての温度差を感じつつも。


「ああ、また明日な。」


この場は、解散となった。



そのまま、宿屋へ行き。


24ゴールドを支払い・・・。


食事をしてその日は終わった。

[ステータス][パラメータ]だと自分だけ。

[オープン]のワードを追加するとほかの人も見ることができます。



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