セカンドベルの塔の宿屋
あらすじ
行くでぇ!!超行くでぇ(語彙少っ!?
(投稿ミスで、2話3話の連続投稿)
セカンドベルの塔を攻略開始。
所持金 90G
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セカンドベルの街から
セカンドベルの塔へ行く間スライム討伐祭り
を実行し無事。
これが俺の初ダンジョン攻略(塔だけど!!)
セカンドベルの塔へ、足を踏み入れる。
スライムばかりで戦闘の緊張かけていて、
ようやく緊張感を持てるのかといった矢先。
それをぶち壊す[宿屋]の
看板・・・。
おい、フザケンナ。俺の緊張を返せ・・・。
「あらぁー、お客さんいらっしゃい。」
宿屋の店主が強引に俺を客にしようと、宿屋へ連れ込もうとする。
「店主ちょっと待ってくれ、何故ここに宿屋があるんだ?」
と店主は答える。
「この塔の一階はモンスターが出ないのよぉ。
何で塔の一階をDIYで改造して
宿屋立てちゃったの。」
「安心して、併設で道具屋もあるわよ!!」
違う、そうじゃない。(苦笑
「わかった、店主今日は、そちらの宿に、世話になるから
一度二階の探索に行かせてくれ。二階への階段はどういけば?」
店主は答える、
「それを答えるなら代金は前払いでお願いねー。」
「次の階行って死なれると困るし稼げなくなるわ」
と、小声でブツブツと言われた。
「で、店主一泊いくらだ?」
「24ゴールドよ!!」
街の宿屋の4倍か・・・。高いが、仕方ないか。
24ゴールドを店主に渡す。まいどありー。
「109号室よ貴方の部屋は。自慢のお風呂もあるんだから期待してね。」
大丈夫かこの塔の耐震設計・・・・。
と、頭が痛くなりそうだったので話を変えた
「道具屋もやってるって言ってたが何のアイテムを売ってるんだ?」
「街の道具屋も驚くラインナップをご覧なさい。!」
で、道具屋を確認したら。
街と売ってるものは同じだね・・・ただし。
道具屋も値段が2倍という。
恐ろしい商魂を感じた。
流石にこれは買えないな。と思っていた矢先。
「この塔のね3階には、毒をかけるモンスターがいるのよ。
毒消しそう持ってないと危ないわよ・・・。」
と的確に、助言を与えてきた。
ぐぬぬぬ。
「わかった。毒消しそう二つもらおうか。」
「毒消しそうは、街の価格だと10ゴールドだから、
この塔のオリジナル価格でひとつ20ゴールドね。
さらにおまけでひとつにつき30ゴールドでいいわ。」
「オイっ」
人の足元を見て、さらにふっかけてきやがった。
流石に頭にきたんで、
「一度街へ戻って準備しなおしてくる。ここで準備するよりいいだろ。」
「あらー。冗談よ。一つ20ゴールドでいいわ。」
その値段で、こちらが折れて40ゴールドを手渡した。
くっ、スライム討伐祭りで稼いだ90ゴールドを半分以上減らされてしまった。
(塔に来るまでに、スライムを30匹討伐しています。)
あっログが!!
動いた。
新たなる称号を[カモ]獲得しました。
(称号獲得条件:ぼったくり店にて二つ以上の商品を購入する)
ざっけんなコラ。称号とか知らん知らん。
無視だ無視・・・。
ニヨニヨした表情で店主が
「まいどありー!!」
と。
「で、二階への階段はどこだ。」
「二階への階段は、109号室のクローゼットの奥よ」
結局は、宿に泊まらないと二階への上がれないクソ仕様を
この店主は作り上げたわけである・・・。
商魂とは恐ろしいものだ。
自分の部屋の鍵を受け取り。
「109号室は鍵かからないからー」
もうヤダ、この宿屋。
「おいっ、寝るときは部屋を変えろ。」
「仕方ないわねぇ108号室よ。」
「二階から戻ってきたら、言いなさい。それじゃ行ってらっしゃい。」
109号室へ、入る。
109号室の扉は、鍵どころか鍵穴さえなかった・・・。
そのまま部屋に入りクローゼットという隠し階段を登った。
きっと、
イライラの最高潮できっと、俺の顔もきっと真っ赤になっていることだろう。
そう、この、赤いスライムのように!!
ぎゃー!!初手戦闘!?二階上がった瞬間に戦闘になり
少しパニックを起こす。(確実に宿屋のせいだが・・・。
赤いスライム、から攻撃をまともに食らってしまった。
「ぬおっ!!痛え」
今までは1~2のダメージしか食らってなかったのに。
普通に、8のダメージを受けてしまった。(HPバーの1/10)
一度痛い目を見れて、冷静になれた。
再び飛びかかって来るスライムを、直接剣で切り落としそのまま撃破。
スライムの飛びつき攻撃は直線的なので、
わかりさえしてしまえばカウンターが可能なのだ。
レッドスライムを撃破、10の経験値 ゴールド1を手に入れた。
ファウストのレベルが7に上がった。
転送されて始めてのレベルアップ。
不甲斐ない部分もあったが、がむしゃらにやってきて始めてのレベルアップだ。
自分の体に力がみなぎるのを感じる・・・。
ログを見ると。
STR2
AGI2
VIT2
DEX2
INT2
LUK2
HP4
MP4
上がっていた。
更に、
ステータスを確認した。
ステータスは、ALL24全ての数値が
24だった。
完全な、バランス型に、育ってるじゃねーかどういうことだ?
このタイプは、器用貧乏・大器晩成と。
序盤に苦労するタイプである。今後、ちょっとヤバいかもしれないと。
ゲームではあるが、死ぬことが許されないこの状況に一抹の不安を覚えた。
そのまま塔の二階を探索し。
レッドスライム 討伐x5
(油断さえしてなければ、苦労はしません)
三階への階段を見つけたところで
宿屋へ戻った。
現在所持金(31ゴールド)あと二回、ここに泊まると、破産する。
109号室のから、宿屋へ帰ってきた。
「おかえりなさい。ゴールドはがっぽりかしら。」
「ぐぬぬ・・・・」
レッドスライムからゴールド取得が少ないのを、
知ってて言ってるなこの人・・・。
「はい108号室の鍵よ」「夜ご飯はいるの?」
「なんと、夜ご飯はサービスよ。」
と街の宿屋と同じようにパンと飲み物が入った籠を手渡された。
「お風呂は、109号室の反対にある。101号がお風呂よ。
なんとここの、共同浴場は混浴なの、おにぃさん、嬉しいでしょ。」
よしっ!!
と小さくグーを握った。
ようやく、この宿の有用性を理解できたよ。
期待に胸を膨らませ。
自分の部屋のへ入り、速攻で共同浴場へ向かった。
しかし、誰もあらわれなかつた。
・・・・。
チッキショー!!
こんなぼったくり宿屋泊まる奴いねえよな。
店主が言っていた、自慢のお風呂実は
本当に凄かったんだが、混浴の言葉に目がくらみ、
一匹のワニには、目に入らなかったようである。
今日も、いつも通り飯食って、ふて寝するか。
あっ、そういえば称号とか、獲得してたな。
確認してから寝るか。
説明書を開く、
称号のページが開かれている。
重いけど、厚いけど便利なのかもしれない。
いや気のせいだな・・・。
称号は、ステータス画面で変更可能。
獲得した称号もここで確認可能。
ファウスト
レベル7
職業 冒険者
称号 「空白」←
称号の獲得条件は不明だが、
つけると特殊効果がある称号もあります。
とそんな感じに書いてあった。
ふーん。
俺ってどんな、称号取ったんだろ。
[ステータス、称号]
・落ち着きがありません。(通知表か!!
(獲得条件:説明書を読まずにゲームスタート
「そんな、称号作んなよ!!」
・スライムキラー(本当にとってたわ。
(獲得条件:スライムを100匹以上倒す。
セカンドベルの塔攻略オススメ称号とチェックつけてある。
・変質者(ちょっと待て!?
(獲得条件:街中で奇妙な行動をとり通報を受ける。
「えっ!?通報済み!?」
・変態(俺は無実だ!!
(獲得条件:初対面の異性に襲いかかる。
・犯罪者(いや待て、流石にこれはない異議あり!!
(獲得条件:初日で、変態称号をとるチャレンジャーな君プレゼントだ!!
「いらねえーーーーーーーー」
・無一文(・・・・。
(獲得条件:初期ゴールドの300を全て使い切り、所持金を0にする。
「初期に、300ゴールドあったの!?あゝあの時の浮かれすぎていた自分が恥ずかしい。」
・カモ(・・・・・。
(獲得条件:ボッタクリのお店で2つ以上商品を買う。
「よし、ステータス:称号 スライムキラーに変更。」
これ以上起きていたら、私の心はブロークンよもう無理。
よし、ふて寝しよう・・・。
初のダンジョンなのに、宿屋がある。
そう、イメージはDQ3の最初の塔。
ナジミの塔でしたっけ?