運営さんこいつが犯人です。
あらすじ
お金がない
現在所持金 0(-1 )ゴールド
装備を 鋼鉄の剣と鋼鉄の盾を買った。
説明書をめちゃくちゃ読まされた。
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ちゅんちゅん!!
小鳥がさえずる前から、すでに俺は、起きていた。
いやぁ、いい朝だ。
何故なら、
すぐにでも、狩に出かけたいからだ。
「ファウスト、起きなさい!!」
「ってなんで、アンタ起きてんのよ!!」
予想を外されたみたいで何故か怒っている。
何故だ理不尽だ・・・。
「まぁ、ユキ君私も、たまには早起きしたくなる時があるのだよ・・・」
え、何言ってのこいつ みたいな表情で、こっち見るのやめてくれませんかね。
「いやね、昨日勉強したおかげで、この街にギルドがあるとわかって
朝一で仕事を引き受けて来たんだよ。」
全てを納得したような表情も辞めてくれませんかね。
流石に傷ついちゃいますよこのガラスのハートが。
「金がないから早く仕事に行きたいって事ね・・・。」
「直球すぎませんかぁー!!」
ユキは、俺の必死のツッコミをスルーして
「で引き受けた仕事は何よ、身の程知らずなドラゴン退治でも引き受けたの。」
といつもの調子で。毒付いてくる。
「いやいや、俺も身の程は、わきまえているさ。」
「きっと簡単さ、なんだって1階のモンスターを倒すだけの簡単なお仕事さ。」
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お仕事紹介
何故か、一階のフロアに発生した。
キ◯グスライム を5匹討伐して下さい。
あと、一階フロア、安全確認のため
MAPの全開放および、確認を行ってください。
報酬 3000G
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「ん?これアンタを突き出した方がギルドから報酬
多くもらえそうじゃない。」
恐ろしいことを言う女だ・・・。
「すいませんでした。手伝ってください。」
「正直俺に、褒賞かけられるのが怖いです。」
「ギルドは、あまりいい思い出がないので。・・・」
「あー。初日でギルド職員の女性に襲いかかったと言う
犯罪者事件って奴?」
「なんで、ユキさんセカンドベルでの出来事知ってるんですかね。?」
「あーそれね、神が教えてくれた。」
「君は、プレイヤー唯一の女性だから気をつけなさいと。」
「嫌がらせで称号つけたところから、殴られた所までバッチリ!!と」
拝啓、神様この世界では、コンプライアンスってものは
仕事をしているのでしょうか・・・。
「あの腐れ、神様め、次あったらまた殴りかかってやる!!」
「はいはい、冗談はここらにして、行くよ。証拠隠滅」
「ギルド依頼とかそう言う風に、オブラートに包んでいただけるとありがたいのですが」
ダンジョンへ行くことになった。
「まずは、1匹共闘して、一人で倒せそうなら、各自で対応する。
MAP出しておいてね。MAP出しとけばパーティメンバーの位置わかるから。
危なくなったらコールで呼び出せばなんとかなるでしょ一階だし。」
いつもながら、的確でありながら、楽天的である。
「それでいこう。」
ダンジョンの入り口のおっさんが、
「今は、一階にキ◯グスライムの大量湧きして
危険だから日を改めた方がいい」
「安心してくれたまへ、このスライムキラー様が
スライムごとき退治してくれるわ。」
とギルド依頼書を見せる。
おっさんの期待おれに刺さる。
「スライムキラーかなんかスペシャリストっぽいな、頼んだぜあんちゃん!!」
そんな、おっさんの期待を背にダンジョンへ向かうのだった。
「ねぇ、アンタいつも何かネタを仕込まないと生きていけない生き物なの?」
「すいません調子に乗りました・・・」
ダンジョンの入り口だ。
「ここからは、集中していこう。」
「そうね、アンタのその切り替えの早さは、いいとこだと思うよ。」
そんな問答をしながら。ダンジョンに入っていった。
「入り口、問題無し。とりあえず、マップ埋めしながら
索敵するよ!!」
[マップ][コピー]
「これで、うちらの初期状態のがコピーできたわ。」
なにこの子、ウィキペディアさんなの?
機能について、詳しすぎる・・・。
「なるほど・・・」
マップ埋めしながら索敵していると、1階に
あるまじき体格のモンスターが現れた。
キ◯グスライムが現れた。
なにが、キングだって?
完全にキングサイズだわこれ・・・。
(王冠は被ってないよ、某メーカーさん怒られちゃうからね)
まずは、どうする?
俺が行ってみるぜ!!
新装備の威力見せてやるぜ!!
敵も、俺達に気づいたみたいだ・・・。
ズルズルと寄って来る。
この大きさだ、デカいポイズンスライム位からの距離から攻撃くるかも。
左手の盾を前にして警戒しながらコチラも、進む。
3M
・
2M
案の定飛びかかってきやがった!!
来るのわかってりゃ防御は出来るさ!!
流石に、盾が大きいと攻撃が漏れて(液体的に・・・
ダメージになるのも減るんだなと。理解できた。
一度、後ろに盾で押し出し。そのまま、斬り伏せる!!
素晴らしい切れ味!!
銅の剣って、突くか、叩く用の物だったのねと、実感した。
後ろを見てみると、出番まだかとうずうずしている、ユキが
体を揺らしていた。
はいはい、わかってますよっと!!
再び、こちらに、飛びかかってきた所を盾で防御し、力一杯押し出した。
「スイッチ」
「オッケー!!」
押し飛ばされているスライムに、速攻で攻撃を二刀流で入れて行く。
AGI極の間合いの詰め方鬼過ぎ・・・。
二連撃まで止まるかと思ったらそのまま四連撃まで決めて。
そのまま撃破。
キ◯グスライムを倒した。
58の経験値と70ゴールドを手に入れた。
えー。この人強かっこいい。
息も切らさず、
「これなら、お互いに一人でも大丈夫そうね。」
とアッサリと言ってのける。
「そしたら、私が右上から探索
アンタが、右下から探索ね・・・。」
「危険感じたらお互いにコールする。」
じゃあ、散会!!
「討伐数少ない方が今日のご飯奢りね!!」
「ちょっ!!ずるいぞ急に決めるとか!!」
仁義なき、晩御飯の闘いが始まった。
まずは、右下までマップを埋めて・・・。
埋まってないところを埋め埋め。
のほほんとしているスライムに、ファイアボルトを!!
安定の一撃。
MAPを うめうめ・・・。
MAP埋め半分位やってたら、デカいのいましたよ。
んじゃ、初手魔法、武器持ち、盾構え剣で攻撃、
盾構えの剣で攻撃の繰り返し
のパターンで倒そう。
そういえば、
ファイアボルトは、MP込める量で威力上げれるんだったな。
とりあえずいつもの10倍!!80入れたる!!
[ファイアボルト!!]
あれ、いつものように速射じゃない・・・。
・・・・・・・。行った!!
MPがごっそり持っていかれた感じがする。
離れた場所で、攻撃食らってあのスライム怒ってんぞ。
急いでこっちに寄ってきてる。
そんなわかりやすい行動するとさ!!
「俺でも、普通に避けれるよ」
モンスターの攻撃を回避
そのまま、剣での一撃で終了。
ログが出た。
経験値とお金以外に
ん?
キ◯グスライムの魔石を獲得した。
おっ!!今までで2つ目の魔石だ。
(ログ確認した上では・・・です。)
あと、1匹倒したいな。
マップの左下へ到達、ここから埋めてないところを
埋め埋め。
歩いてたらMP回復してるし、かなり、これ気楽な狩なんじゃ・・・。
よし、俺マップ埋めの責任範囲は、終わった!!
既存マップを埋めるぞ!!
いた!!
ちょっと待て、2匹いるじゃねーか。
げっ、ユキが2匹と交戦中かよ。
俺は、まだ1匹だから、こいつら倒されたら。
俺の負けだな・・・。
こんな、時ゃ俺のプライドよか仲間の安全だろ!!
急いで、戦闘が行われている。場所へ向かう。
「よし、ユキこっちで、1匹引きつけてやっから。
お前は、とっととそいつ片付けてしまいな!」
俺が、足止めしてたら、サクサクっと。ユキの分、片付けて
コチラの分に即詰め寄って。裏取って、
[暗殺]
スキル使いやがった。
こわっ!!この人完全に忍者ですわ。
ユキが、
「マップ埋め完了ー」
いい とニヤニヤしながら。こっち見ている。
結果発表!!
「俺1 (私2と暗殺した分が1)と共闘の分1でギルド依頼達成!!」
「あと私の勝利ー!!」
「晩御飯は奢りねー。」
「あいよ。」
あそこで、3匹討伐にしないのが
ユキなりの優しさなんだろうな。
「そういえばさ・・・。
魔石ってのが出たんだけど・・・。」
「えっ!!えーーーーーーーー!」
「どうせでないと思っていてアンタに教えてなかったわ。」
「おい!!」
「だってあれだけ活躍してる、私が1つも出てないのよ!!」
「都市伝説に決まってるじゃない。」
「まぁ、とりあえずギルドの受付行って金もらってこようぜ。」
「そうね!」
そのあと、ギルドで、報酬を貰いました。
よし食堂へ行こうぜ。
今回の討伐数
キ◯グスライム×5経験値290 ゴールド350
スライム×1 スライムが経験値1 ゴールド2
ギルド報酬 ゴールド3000 ÷2= ゴールド1500
今回の収入 ゴールド1852 を手に入れた。
さーて、夜ご飯食べるぞお。久々のパン以外の夜飯だ。
まぁ奢るのは仕方ないね・・・。(いつものことだし。




