第一話 「ピクニック」でございます
初投稿でございます。
感想あればよろしくお願い致します。
とある国のとある二人の姉妹魔法少女のお話でございます。
姉妹はとても仲の良い姉妹で、何をするのもいつも一緒でございます。仲の良い二人ではございますが、考え方はまるで違う魔法少女でございます。
はてさて、本日は何が起こりますやら?
「リリ! リリ! どこなの?」
今日は二人が楽しみにしていたピクニックの日でございます。
ふと、目が覚めて隣のベッドを見ると姉がおりません。
「ルル! ルル! 今呼びましたか?」
パタパタとスリッパで駆けてくる音が聞こえ、ガチャリとドアが開いてエプロン姿のリリが顔を覗かせました。
「こんなに早くから何をしているの?」
ルルはふぁ~っとあくびをしながらリリに聞きました。
「あらあら、大きなあくびねリリ。ふふ。」
リリはルルのあくびを見てにっこりと微笑みました。
ルルはエプロン姿のリリを見て思い出しました。
「そっか 今日はピクニックに行く日だったね!リリがお弁当作ってくれるって言ってたもんね! 楽しみだな~」
「そうよ。今腕によりをかけて作ってますからね」
二人はにっこりと微笑みながら、同時に言いました。
「今日のお弁当はおにぎりですよ」
「今日のお弁当はサンドイッチね」
えっ!?
二人は笑顔のまま氷ついたかのように動きが止まりました。
お互いに今何と言ったのでしょう?まさかとは思いますが、念のためにもう一度聞いてみましょうと、リリは気を取り直してルルに聞いてみることにしました。
「ね、ねぇ 今良く聞こえなかったからもう一度言ってもらっていいかしら?」
「そ、そうだね ルルも良く聞こえなかったよ。じゃあもう一度、せーので言おっか。」
『せーの、今日のお弁当は、』
「おにぎりよ」「サンドイッチね」
……。
『何でだよ!昨日と言ってることが違うじゃねーかよ!小娘が!』
二人から殺気が漂ったのは一瞬のことでした。
ルルは、すぐに殺気を押し殺して笑顔で言いました。
「そっか おにぎり楽しみだな~」
「でしょう。 もうすぐ出来ますから。ルルは顔を洗ってきなさいね。」
リリも殺気をすぐに引っ込めて笑顔でルルに言いました。
今日は二人が楽しみにしていた、ピクニックの日でございます。
次は魔法使います。予定です!