第七話 戦国大戦
東京・渋谷。
夜空が割れていた。
炎。
雷。
暴風。
三つの力がぶつかり合う。
その中心にいるのは
織田信長
覇王の炎が夜空を赤く染める。
その正面に立つ男。
白い甲冑。
静かな殺気。
上杉謙信
戦国最強の軍神。
信長が笑った。
「久しいな」
謙信は槍を構える。
「決着をつけよう」
その瞬間。
炎と槍が衝突した。
ドォォォォォン!!
衝撃波が街を吹き飛ばす。
ビルの窓ガラスが一斉に割れる。
龍馬が叫ぶ。
「派手すぎるぜよ!」
**坂本龍馬**の雷が走る。
秀吉が冷静に周囲を見る。
豊臣秀吉
「これは……まずい」
信玄が笑う。
武田信玄
「戦だな」
その時。
主人公の背後に
二人の英雄が立っていた。
独眼竜。
伊達政宗
そして
赤備えの武将。
真田幸村
政宗が刀を抜く。
「面白い」
幸村が槍を構える。
「これほどの戦」
「望むところ」
主人公・湊は驚いていた。
(こんな歴史人物たちが……)
(本当に戦っている)
その時。
政宗が振り向く。
「おい」
主人公を見る。
「次は誰を呼ぶ?」
主人公の手が光る。
歴史召喚。
だが
突然
頭の中に声が響いた。
「召喚限界」
「警告」
主人公が苦しむ。
「……!」
秀吉が気づく。
「なるほど」
「まだ未完成ですな」
その時だった。
東京の空に巨大な光が現れる。
龍馬が空を見上げる。
「なんじゃありゃ」
光はどんどん広がる。
やがて
巨大な穴になる。
宇宙。
そこから
巨大な影が現れる。
信長も戦いを止めた。
「……ほう」
信玄が呟く。
「でかいな」
それは
都市ほどの巨大構造物だった。
空中に浮かぶ文明。
謙信が言った。
「来たか」
主人公が聞く。
「何ですか」
謙信は答えた。
「我らを蘇らせた存在」
空から声が響く。
「歴史覚醒者」
「観測完了」
世界中の空に同じ声が流れる。
ニューヨーク。
ロンドン。
パリ。
北京。
そして
数百人の歴史人物が同時に現れる。
信長が笑った。
「なるほど」
「世界戦争か」
その時。
主人公の手がさらに光った。
新しい召喚が解放される。
空間が裂ける。
そこから現れる影。
巨大な鎧。
圧倒的な威圧感。
信長が目を見開く。
「……嘘だろう」
現れた男は
歴史上
最も恐れられた征服者。
その名は
チンギス・カン
龍馬が叫ぶ。
「おいおい!」
「世界レベルになってきたぜよ!」
チンギス・カンは笑った。
「戦か」
その瞬間。
空の文明が宣言した。
「フェーズ3開始」
世界中の歴史人物が
戦場へ集まり始める。
そして主人公の頭に声が響く。
「次の召喚」
「解放対象」
名前が表示される。
主人公は震える。
「……え?」
それは
史上最強の征服者。
アレクサンドロス大王
東京の空が
再び裂けようとしていた。




