第一話 織田信長、現代に降臨
2026年。
東京。
それは、突然だった。
昼下がりの渋谷。
スクランブル交差点。
人が溢れる中。
空が割れた。
バキィィィン!!
ガラスが砕けるような音が響いた。
上空に、黒い亀裂が現れる。
「え?」
誰かが空を指さす。
スマホが一斉に向けられる。
その次の瞬間。
炎が降ってきた。
ゴォォォォォ!!
道路の中央に巨大な火柱。
悲鳴が上がる。
人々が逃げ出す。
そして
炎の中から
一人の男が歩いてきた。
戦国の鎧。
長いマント。
鋭い眼。
男は静かに言った。
「ここは……どこだ」
周囲は騒然となった。
「映画?」
「コスプレ?」
「撮影?」
男は街を見渡す。
高層ビル。
巨大スクリーン。
光る看板。
見たことのない世界。
「奇妙な城下町よ」
男は空を見上げた。
「だが……」
その瞬間。
炎が爆発した。
ゴォォォ!!
男の身体から
巨大な炎が噴き出した。
周囲のアスファルトが溶ける。
車が燃える。
「うわあああ!!」
人々が逃げる。
男は笑った。
「面白い」
「面白いぞ、この世界」
その名は
織田信長
戦国最強の覇王。
死んだはずの男。
だが彼は生きていた。
能力
覇王の炎
炎が巨大な竜となる。
ビルのガラスが割れる。
遠くでサイレンが鳴る。
警察。
消防。
そして
自衛隊。
だが信長は笑った。
「天下を取る」
「もう一度」
その時だった。
ビルの上から声がする。
「相変わらずやのう」
信長が振り向く。
そこに立っていたのは
一人の男。
長いコート。
刀。
そして
雷。
バリバリバリ!!
男の身体から雷が走る。
「久しぶりじゃのう」
その男は名乗った。
坂本龍馬
「世界を変える男ぜよ」
雷が落ちる。
ドォォォン!!
信長は笑った。
「ほう」
「この時代も」
炎が渦巻く。
「戦国か」
その瞬間。
東京の空に巨大な光が走った。
そして世界中で
同時に覚醒が起きる。
ナポレオン。
ジャンヌダルク。
アインシュタイン。
歴史が
目を覚ました。
人類史上最大の戦争。
歴史覚醒戦争
それが
今
始まる。




