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3.僕たちの幸せ
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同じ時間を刻む僕たちは一緒に暮らしだした。
彼とのスタートの朝は僕はダージリンで彼はインスタントコーヒー。
そんな違いに僕たちは笑いあった。
君が好きだったはずのアーティストの楽曲は、僕たちの好きな定番になった。
家の小さなスクリーンで、もう何度目かも分からないお気に入りを見ながら、肩を寄せあったまま寝てしまう。そんな休日も僕たちの至高の時間だった。
寒い冬、僕の冷えた身体を包み込む君は心まで暖めてくれる人だった。
僕の幸せは君の幸せで、君の幸せは僕の幸せだった。




