言葉をかける側
「未来はきっと明るいよ。」
「後ろばかり見てないで、もっと前向きに。」
そんな言葉をかけることもあるだろう。
相手を励まそうとしてかけた言葉かもしれない。
でも、それで辛くなってしまう人もいる。
こんな書き方をしていると、そんな言葉をかける人を非難しているのか等と感じる人もいるかもしれない。でも、決してそんなわけではない。
悪意を持ってかけた言葉だった場合などは話が別だが、励ましのつもりだったりしたのならばそれは相手を思っての言葉だ。決して悪いことではない。
ただ、相手の状態を考慮しなければならないのだ。
声をかける側が励ましのつもりでかけた言葉が、時に相手にとってはより負担や自分を責めることになってしまったりする。
ならばなんと声をかければいいのか、となる。とても難しい。
これといった答えがないのだ。同じ言葉をかけたとしても人や状況によって感じ方や影響なんかが変わってくる。
明確な答えを提示することは難しい。
相手を励まそうと声をかけるのは決して悪いことではない。
ただ、相手の状況や症状などを見ながらかける言葉を検討してみてほしい。
ただ励ませばいい、元気が出るような言葉をかければいい。
そういうわけではないのだ。
時には話を聞くだけや共感するだけなどでもいい。
難しいということは承知だが、いろんな方法を検討して対応してみてほしい。
ただ励ましたりする言葉をかけることだけが良いわけじゃないことを知ってほしい。
明確な答えのない難しいことではあるが、いろんな方法を考えてみてほしい。