18.初めての、人間②
忙しいのでかなり短いです。
「それは........。」
妖精の国は妖精女王様の結界によって守られている。案内してもこの男が結界に入れることはないだろうけど、危険だ。でも、リンたちを助けるためにはこの男の助けが必要だ。
「どうする?この提案を受け入れる?受け入れない?」
男が選択を迫る。こうして迷っている間にもリンたちは危険な状況にいる。ああ、もう、どうにでもなれ。
「わかった。その提案を受け入れる。その代わり、絶対にわたしたちを助けて!」
「絶対は無理だけど、善処しようかな。それじゃあ、とりあえずあっちの方に行こうか。」
男は右の方角を指さす。迷いがない。
「なんでそっちってわかるの?」
「うーん、これは秘密かなぁ。」
さっきからのらりくらりとした言い回しに少しムッとする。
「君はどうして結界の外のこの森にいたの?」
結界というのは妖精女王様の結界のことだろうか。
「外の世界を見て見たいと思ったから。本当に少しだけ見るつもりで、すぐに結界の中に戻るつもりだった。」
「ふーん、危険だとは思わなかったの?」
「それは、本当に少しだけのつもりだったから大丈夫だと........。」
「どうやって結界の外に出られたの?妖精の結界って打つ側からだと自由に出られるの?」
「みんな出られなかったけど、わたしが手をつなげばみんな外に出られるようになったの。」
「君が?」
ずんずんと先に進んでいた足を止めて急に振り向く。わたしは肩の上に載っていたので急に顔が迫ってきて、のけぞる体制になる。まじまじとわたしの顔を観察している。こんなにじろじろと見られることはないので、少しこそばゆくなる。
「何?早く進んでよ。」
「助けてもらう立場なのに態度がでかいなぁ。君、あんまりいい性格してないね。友達なくすよ。どうせ、今回の件は君が外に出ようとか言いだしたんだろう?」
「な、なんでわかるの!?」




