耕作放棄地と自然災害 その13
キャロットちゃんがどうしましょうお姉様と言った感じでこちらを見てくる。
「マッシュ兄さん。でしたらこういうのはどうでしょうか?オーツ領の人たちが、揚げ物料理は火事になる恐れがあるから禁止すべきだと言ってきたら。」
まー、揚げ物は食べなくても死にはしないけど、鳥は今の状態だと食べないと生きていけないかもしれないから、例えとしてはミスチョイスの気もするが、マッシュ兄さんならこれでいけると思うんだけど。
「そうなのか?アカネ?例え話だよな?火を使っているから火事になるなら普通の料理が出来なくなるだろ?それにアカネはそのことも分かって安全に注意してやっているなら大丈夫じゃないか、、、あっ」
マッシュ兄さんもどうやら気づいたようである。注意されたとしても向こう側が安全に注意してやっていると言われれば、これ以上は忠告のしようがない。
「うん?いや、でも、火事になるから揚げ物やめるか?いやいやトンカツや天ぷらがないと何のために仕事しているのか分からないしな。仮に火事になるなら調理場を変えればいいだけだし、やめる必要はどこにもない。オーツ領もバッタを全部どうにかすればいいと思っているなら、これまで出来たんなら出来ないとは言わないし、こちらの忠告はありがたく受け入れて対策を強化するだけか?」
「ということになるな。マッシュ。だから、忠告は入れておく、だが効果はほとんどないと思っていい。」
「それじゃなんの解決にもならないな。こっちからの鳥の派遣もダメ、オーツ領に鳥の狩りの制限もダメ。ダメダメダメか。」
「中々難しいですわね。うちの領地だけで解決できる問題ではないと思いますので、なんとか協力できれば良いのですが。」
「基本的にはその領地の問題はその領地で解決する。それが自治権だからな。よそ様の家に問題があってもその家の方針や伝統があるから、口出し出来ないことと同じだよ。それを干渉すると、責任の範囲が曖昧になるからな。」
「それはそうかもしれないな。獣人族の恋愛の件は問題だけど、それは種族の風習や習性みたいなものがあるからどうにもならないしね。お互い理解して、ぶつからないように調整するしかないもんな。」




