表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結&短編追加中】TS転生して悪役令嬢に?〜短編集〜 【4000PV】  作者: 近衛 愛
[短編2]耕作放棄地と自然災害

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/23

耕作放棄地と自然災害 その9


「お父様、具体的な案があるわけではないのですが」


「なんだいアカネ、遠慮せずに言ってみなさい。」


「ええと、今あげたマッシュ兄さんや、キャロットちゃん、私の案も含めて、防衛…虫が来た時の対応になっていると思うのですが、少し考えたのですが、それでは守るべき範囲が多すぎて、準備するのがかなり難しいと思いました。」




「確かに言われてみればそうですわね。松明を、麦畑一面って、どれだけ作れば良いのでしょう?」


「そうだよな。石も加工するのに時間がかかるから有効とは言っても出来る量はかなり限られてくるしな。」


「それでまだ具体的な案が思いついたわけではないのですが、防御ではなく攻撃出来ないかなと思いまして。」


「攻撃とな?それは……ふむ言われてみれば理にかなっておるな。熊退治の時も防衛ではいつどこに来るか分からなかったが、こちらから住処を見つけて攻撃する分にはこちらのタイミングで出来たからな。となると、虫の住処を探して潰せば良いわけか。」


「そうですね。そうなりますね。ただ虫ですので、しかも大勢ですから、探す場所は膨大になりそうですが。」


「いやちょっと待てアカネ。膨大ではあるが……。イナゴの蝗害が起きる要因は分かってはおらんが、爺様の起きた時の状態と今回の件を考えると。領地に不作で労働者がいなくなったことが原因なんじゃないかと思う。もしかしたら、それ以外の原因があってたまたま起きたというのも考えられるが。」


「仮に、仮にだぞ?不作でも労働者が維持されて栽培面積を維持できたならどうなると思う?」


「うーん、どうなるのかな。ひとまず麦はそこそこ収穫できると思うけど、」


「そうですわね。領民の皆様はお腹一杯に過ごすことが出来そうですわね。」


 お父様が面白い案を出してくれたけど、もう少しなにかが足りない。もう少し繋がりが見えれば解決の糸口が見えそうなんだけど。


 そういえばバッタやイナゴの住処ってどこなんだろう?カマキリは、なんか白い巣みたいなのがあるのは見たことあるけど。ヤトウチュウは、土の中に潜って夜だけ出て、葉っぱ食べるっておばあちゃんが言ってたけど。


「お父様、発言中すみません。ふと気になったのですが、バッタやイナゴの棲家ってどこなんでしょう?カマキリの巣は地表というか家の軒先なんかでみたことはあるのですが?」


「バッタ、イナゴね。僕も見たことないな。農作物の上や草むらで跳ねているのを見たことはあるけど。」


「私もですわ。蜘蛛の赤ちゃんでしたら、死んだ木の皮の裏からチョロチョロ出ていたのは見たことありますわ。」


「わしも知らんな。住処を攻撃しようにも住処を知らんとはな。」


 私もバッタやイナゴの生態はそれほど興味なかったから知らないしね。


「知ってそうな人に聞くのがよいか。」


「父さんバッタやイナゴの住処を知っている人なんているの?昆虫学者?」


「昆虫学者か知り合いにいたら是非一度話してみたいものだな。」


「お父様には昆虫学者の知り合いはいないのですね。では住処を知っていそうな人とはどなたなのでしょうか?」


「なーみんな、蜂はなんで蜂蜜を集められるんだ?」


「はっ蜂蜜?それがなにか関係あるの?甘い香りがするからじゃないの?」


「お花に花粉があるのを知っているからではないですか?」


「二人の言う通りだよ。なら、バッタやイナゴを餌にする動物や虫は、その住処を知っているとは思わないか?」


なるほど、より効率よく自分の好みの食べ物を集めたいなら。その食べ物について良く知っている必要があるとお父様は考えているわけね。


 それはあるかもしれないわね。ないと獲物が来ないところを延々と探し回ったり、来ないところで無駄に罠を張ったりしたら無駄骨もいいところだもんね。


 バッタやイナゴは虫だから爬虫類や両生類、鳥や大型の虫の食料よね。なるほど、亜人族の鳥の人達がいたわね。


「ドルファンさんをお呼びするんですね。」


「アカネ正解だ。母さんすまんが執事長を呼んで至急ドルファンに来るように伝えてくれ。」


「分かりましたわ。あなた。」


お母様は、すっと立ち上がって部屋を出ていった。


それからしばらく経ってドルファンさんが息を切らしながらやってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

▼この作者の別作品▼

新着投稿順

 人気順 



▼代表作▼

書籍の画像URL


小説家になろう 勝手にランキング

◆◆◆◆◆◆読了感謝します◆◆◆◆◆◆

script?guid=onscript?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ