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6:執筆

 最近、執筆無双状態が続いている。最近小説、めっちゃ書くのはかどってる。

 いつからだろう、ずっと長い間「こういう小説を書きたい!」と脳内でストーリー展開をさせてみても実際に何にも書けない、あるいは思っていたようにキャラが動かない、なんなら話が進まない、ということが続いて小説を書こうとすら思わなくなっていたのは。そう、私はもう何年も小説を書きたいと思わなかったり、書かなくていいやぐらいに思っていたのだ。ここでの小説更新履歴を見るからにして、けっこう長い間スランプっぽいことをしていた。時々書けても、ちょっと書いたらまたすぐ何ヶ月も、年単位でも「書きたくねー、書かなくていいやー」になっていた。それが今年の春くらいからなんか急にめちゃくちゃ執筆が出来る。小説、書ける。すごい。

 何かスランプを脱せた理由は特に思いつかないし分からないんだけど、何があったんだろう。私生活で大きく変わったことがあったわけでもないし、以前と変わらず毎日仕事で疲れているんだけど、何か自分の気づかないところで少しは余裕ができたのかもしれない。

 逆に、小説を書けるようになってからの日々は嬉しくて楽しくて、仕事とかで疲れてもまあいっか私は今、自分の思う通りに自分の好きな趣味を楽しめているのだから、小さいことは気にしない! と執筆できてるからこその余裕が生まれている。

 でもひとつスランプ脱却の理由が思い当たる。このエッセイを始めたきっかけの一つに、スランプを脱却するために文章の練習をしたいから、というのもあったのだ。たぶん、小説を書きたい気持ちと直結したかどうかは不明なんだけど、文章を書くことに対しての抵抗がなくなったっていうのはある。筋トレ感覚でちょっとずつ続けたからこのままがんばろうかな、にはなれた。今日は時間あるからパソコンに向かってやってもいいかな、ぐらいの気軽さを持てた。正直なところエッセイ執筆、最初はさほど期待などしていなかったのにこの通りなので、効果があったみたいである。すごい。やってみるもんだなあと思った。

 あと小説をスマホで書くこともあるんだけどやっぱりパソコンの方が速く文章を打ち込めるので、そのことを再発見できて「小説書くならパソコンで」っていうことを認識できたのもエッセイ書きがきっかけかと。

 そんな訳で長らく放置していた小説の続きを書いて、更新して、他のも書いて、ちょっと書いたらまた何ヶ月も放置なんて事なく毎日は無理だけど毎週ぐらいで小説書いてる。こんなにコンスタントに小説書けてるの、暇すぎて他にやることなさすぎて人生で一番暇人オブ暇人だった学生の頃以来かもしれない。

 そんなわけで今日は小説執筆について。

 小説を書き始めたのは中学生くらいの頃だったと思う。元々物語というものが大好きで、自分でも物語をかいてみたいと思って始めたのが最初は小学生の頃はじめた漫画、その次が小説って感じだった。

 自分の表現の方法のひとつとして小説があるのであって、全盛期(暇人オブ暇人学生の頃)はとにかく物語をつむぎたくて仕方がなかった。物語を作らないと生きられなかった。それは呼吸をするのと同じくらいに自然で、息をするのと同じくらいに自分に必要なものだった。物語をつむぐことで息ができるようになるのだ。

 また、物語を摂取することで得られるものもとても大切だ。

 文化は魂の救済だと思ってるんだけど、そこに私は物語が筆頭にあたり、日ごろの疲れに物語を摂取することで私のすさんでいた心はやわらぐのだ。人生で何度好きな漫画に心を救われたことか。

 物語は本当に素晴らしい。

 ところで、スランプの理由のひとつに、全盛期と違って目が肥えた今では理想やイメージがあまりにも高く明確になりすぎて、自分の技術のなさや才能のなさが分かってしまい、書きたいものが書けないという現実に直面したからもあるんだろうな、っていうのがある。今はもうそんなに気にしてない。なんでだろう。創作に対して気楽に構えられるようになってきたからかもしれない。

 そういう書けないものの中に、愛しすぎて書けないテーマとか、考えたはいいが長すぎて手を出せないプロットとかなんかそういうのある。

 なので今は書きかけのとか、書けそうなものから書いている。

 でも、いつか自分で「書けなさそう」と思って諦めてしまっているネタやプロットやなんかを、小説の形にしたいなあと思うのである。

 とりあえず愛が重すぎて書けない、は世界史が題材のもので、好きな時代や地域がいっぱいあるのでたくさん書きたくてたくさん書けてない。最近自分の中でめちゃくちゃ熱いオスマン朝が舞台の小説とか、書きたい。でもこれはオスマン朝への愛が重すぎて、私の知識の乏しさではまだオスマン朝のすばらしさを充分に表現できない、もっと知識をたくわえなければ、いやもっと文章能力がないとオスマン朝のすばらしさが表現できない……以下略、みたいな状態。調べものの気力ないだけでは? って感じ。がんばる……。

 あと架空の世界が舞台だから調べものは必要ないのに、プロットもあるのに、何故かキャラたちが全然うまいこと自然に行動を共にしてくれなくて、何度考えてもなんかこいつら不自然な動きしてる! でもこのお話書きたいよ、っていうのもある。キャラが真逆すぎて出会ってもじゃあ一緒に行こ、ってならないんだよ、なんでだよ……ストーリーが進まないよ……これは私の技術や工夫や何かが足りないのでしょう……自然さにもこだわりたいのに技巧がない。が、がんばる……。

 今書いているのはずっと前からオムニバス形式で進めてる宇宙人の話なんだけど、これは話としてはずっと前に考えたやつだからそれを今頃出力しいてるだけのやつ。他には、けっこう前に完結させた小説の続編。なんで続編書いてるんだ。

 新作が書きたいんだがな、新作が。

 でも書きたいものが多すぎて今執筆中のものを除くなら何を書いたらいいのかまだ分からない、決まってない。今はとにかく続編じゃない新作短編が書きたい。基本的に短くまとめるのが苦手な人間なので、とにかく何かストーリーを展開させるとまあ脳内でとんでもない大長編になってしまって長い長い。そんなの書ける気力ないよ、みたいになるのがいつものパターンなので、短編ってわりと苦手なのかもしれない。ここには少なくない数短編投稿してるけど(どっちだよ)。

 趣味なので好きなものを好きに書いたらいいんだよ。長めの短編でも……それは短編なのか不明だが。「書けなさそう」と思ってるやつでもいいような気がする。書き始めたら書ける。見切り発車で走り出したら見えてくるものもある。

 でも最近、けっこう昔に書いた短編を長編版にしようとした下書きを発見してしまって、読んでたら面白くてこれ私書きたいじゃんってなってしまって、また続編……って思いつつもキャラが脳内でおしゃべりし始めてしまったので、これももしかしたら再開させてしまうかもしれない。

 いいんだよ、趣味なんだから好きにやったら。てことでその時の気分で好きなものを好きに書こう。そうしよう。

 今は小説を書くことが楽しくて仕方がないので、帰宅してからの自由時間が足りないと思っている。

 趣味が充実するのは本当に素晴らしい、いいことだ。このままたくさんの小説を書いていきたいな。今回めちゃくちゃ明るい内容! ポジティブ! このエッセイを書き始めたのはネガティブな理由からだったのに……あのネガティブさは、小説を書けない苦しみからくるものもどこかにあったのかもしれない……。書けるようになって、よかった。

 でも最近読書をしていないので、もっとインプットもしていかねばならないなあと感じている。何故か年々文章を読む集中力がなくなってきて……つらい。そ、それもきっと読もうとする強い意志や努力が足りない。執筆のためには読書も必要。がんばろう。

 本当に今回はポジティブな感じでがんばろうと思えたのでとってもよい内容な気がする。いろいろがんばろう。

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