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3:アニメ

 今日はアニメの話。

 アニメが大好きでいつでも地上波放送を複数作品見ているっていう人よりは全然アニメに詳しくないん

だけど、最近アニメ専門の動画配信サービスを使っていろいろなアニメを見ている。

 今でこそいろんなアニメをお手軽に見られるようになったけど、以前はそうはいかなかった。時代もあるけど。

 私の育ったところは地方で、まず放送局が都心より少ないので必然的に見られるアニメの数も少ない。子どもの頃はチャンネルの主導権を親に握られていたので見たいアニメを続けて見るというのも難しいし、なんなら自分の好みのアニメの存在を知ることもできなかった。そんなわけで進学で都心の方に引っ越して初めてアニメめっちゃ見れるじゃんという環境を知ることになる。一人暮らしにもなったので夜更かしして深夜アニメも見れるようにもなった。

 そんな過去に見れたり見れなかったり、存在自体知らなかったから今頃見たくなったりしている作品を、いま動画配信サービスで視聴している。


 まだ実家にいた頃にハマったあるアニメAは、夜の少し遅い時間にやっていたので親に阻まれて見れる日と見れない日があったりなんだりで通して見れたことがなかったし最終回まで見れてもいなかった。それを進学後、レンタル店で見かけて今度こそ通して見ようと借り始めたことがある。

 ただ、ちょっと他の新作洋画が見たかったからそっちを借りてたらアニメAの気分じゃなくなったとか、正確な原因は覚えてないけど、些細な理由で途中で借りるのを止めてしまった。そして少ししてから借りようとしたら、いつの間にか店頭から消えてしまった。また途中までしか見られなかった……とレンタル店での取り扱いがあるうちに借りなかったことを深く後悔した。その作品が今利用している動画配信サービスでも配信されているので、なにかあって配信停止になる前に見ないといけない。

 なのに、なんでか二の足を踏んでいる。なんでだろうと考えた時、そのお話の中でわりと好きなメインキャラがちょっとこう、新卒って若いから未経験で未熟で中途半端だねえみたいな(※個人の意見です)扱いされてそれがちょっとなんかつらいのかなって思ったりした。自分が今まさに今の業界入って経験の浅い未熟者だから、共感性羞恥的なあれかな……と。いやあんま関係ないかもしれない。今はまったく別の長めのシリーズにハマってるからそれを見たい気分なだけかも。


 あと、私だけかもしれないんだけど「大好きなのに物語の終わりを見るのが怖い症候群」が出てきて、最終回まで見ると自分の中でもこの作品が終わってしまうじゃないか、みたいな気持ちで後回しにしちゃう時もある。自分の中でだけでも終わらせたくない、みたいな……意味わからない。

 これはライトノベルの話なんだけど、今でも思い出すだけでも悲しい、作者が亡くなられたことで打ち切りとなったシリーズがあって、当時その新刊が出るたびに買ってたんだけど、訃報が発表されてから出された新刊が当時なぜか買えなかった。自分の中でだけでも物語が終わらない作者の生きてる状態を保とうとした、みたいな意識だったかもしれない。そしてずっと後の、去年になってから急に手持ちのシリーズを読み返したらあの時買えなかった新刊を読みたいと思えて、古本で買った(絶版になってるので古本しかない)んだよね。そしたらその作品についてはともかく(永遠の未完なので……)、やっと「この作品はもう終わってしまったのだな、続かないんだ」と思えた。

 もう長い間彼ら主人公たちを、同じ場所で足踏みさせていたんだな、自分は……と思えた。終わってほしくない、終わらせたくないと思っていたんだけど、長年をへて終わりを認めることができた。

 なんの話なんだろうね。

 アニメでも今同じことをやっている。子どもの頃ちょっと見てて今通して最後まで見ようとしている、とあるアニメBがあと四話ぐらいで完結なのに、続き見れない……自分の中でだけでも終わらせたくない。メインキャラ全員大好きでめちゃくちゃ好きな物語なんだけどね……。

 もちろん漫画でもやってるんだけど、昔読んでたけっこう長い巻数出てる完結済み漫画、途中まで買ってたのに急に終わりが見えてきたことに気づいて買えなくなっちゃった。終わりを見届けたいんだけど、今ではもう手元に持ってないし最初から読み直したいぐらいなんだけど、そうなるとけっこう長いな……保留。みたいになってる。

 普通好きなら最初から最後までを見届けたいと思うのが当然なんだけどね、そうできる場合とできない場合がある。長い物語だと余計にその傾向があるかもしれない。長く付き合った分だけ、別れがたい。

 「大好きなのに物語の終わりを見るのが怖い症候群」、なんとなく分かる方がおられるだろうか……。どんな最終回でも、終わりは寂しいっていうことなんだけどね。

 でもやはりいつ配信停止になるかも分からないのだから、見れるうちに見ておこうというのは改めて思った。

 だいぶ脱線したのでアニメあんま関係なくなってきた。



 ところで私は世間の流行と好みが一致しないようなので、アニメに限らずだいたいの最新情報にアクセスしないので、年単位で遅れて今更そのアニメ見てるの、みたいなことを時々やっている。

 そんな私が少し前にハマった漫画が今年アニメ化するので、ドキドキソワソワしながら放送を待っている。ちなみに漫画の好みも流行と一致しないので、よく好きな漫画が打ち切りという展開がよくある。なので、好きな漫画がアニメ化ってあんまりない。だからすごく嬉しい。でもその漫画自体は完結したんだけど、ね……さびしい。

 あと基本的には漫画がアニメ化すると漫画だけで勝手に作り上げた自分のイメージとアニメの感じが違ってうーんってことが多々なので、けっこう複雑な心境でもある。イメージ百パーセント一致はあり得ないと思いつつ、めちゃくちゃ期待しちゃうから、なんかいろいろ複雑。でも別にまだ全然放送日決まってないからまだ何も想像できていない。でも見る。

 楽しみです!

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