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1:色

 前置き


 このエッセイはエッセイというよりも、あらすじにあるように「自分のデトックス、ストレス発散、ナラティブセラピーのような感じで自分のモヤモヤを吐き出す場所」なので人に読んでもらうことを前提としておらず、自分のためだけにただただ日々思っていることや過去のことなどを振り返っては、自分と向き合えないかモヤモヤを消化できないか試すだけの場所である。∴(ゆえに)起承転結もオチもあるはずがない。

 それに加えて、数年前からめっきり創作に対する情熱というか気力がわかなくて、創作したい気持ちはあるのにいろいろなものが追い付かないのがつらくて、とりあえず文章の練習はしとこうかな、という思いもあるので文章を打つ。

 もちろん個人情報に関わるような点はぼかすか仮名、あるいは例えで表現することもあるし、話を盛ったり、時にはフィクションも交えたいと思っているので全然真面目に読まない方がいいと思う。他人に読ませる前提で書いてないが。

 それから、推敲をあまりするつもりがないので誤字脱字は少なくないと思うが、これは自分の中のよどみを吐き出す行為であるため、いつまでも吐瀉物を眺めていたいとは思えないので、推敲はそんなにしない予定である。


 というわけで愚痴を吐き出す場所なので暗いかめんどくさい内容も増えていくだろうけど、とりあえず最初はそんなに暗い内容ではない感じでいきたい。




 ーーーーーー




 「色」


 突然だけど、私の好きな色は「青」だ。

 もっというと青系全般が好きで特に水色が好きだ。これは小学生ぐらいの頃からずっと変わらず、不動の一位に輝き続けている。

 今でも周りを見渡せばスマホケースは青だし、そもそもスマホ本体も藍色だし、服にも青いものが多いし、水筒も水色だし、最近買ったタオルも水色だし、買いたいもののカラーバリエーションに青系があればとりあえず青系を選ぶ。

 青が好きな理由はたぶんいろいろあって、海の色のように涼しげで目への刺激が少なく穏やかな気持ちになれる、とかそれっぽいことが言えるだろうけど別にたぶん理屈とかなくてなんかインスピレーション的なところでなんか好き、なだけだとは思う。

 それでも、その理由のひとつに「ピンクへの反抗」があげられると思う。


 それを初めて抱いたのは、私が小学高学年くらいの頃だったと思う。

 小学生も高学年くらいになるとそろそろ思春期に片足を突っ込んでおり、人から見た自分を意識したり、人が自分をどう捉えているか、どうしてほしいのかをなんとなく察している時期である。

 その頃いつどうしてそう思ったのかは覚えていないし分からないが、「女の子はピンクを好きなものである」という考え方に私はひどく反発を抱いた。今の私もそうだが、思春期にさしかかった私は「女の子なんだからこうあるべきでしょ」の押し付けに違和感を覚え、反抗期的な天邪鬼ソウルもあっただろうが、「女の子の色(ピンク)なんか嫌い」ぐらいの思考に至った。

 アンチピンク主義に傾倒したのである。もっと言えばピンク系の範囲に広がるので、赤もちょっと抵抗があったと思う。かといって特にピンクを攻撃したりはしなかったが、自分が女の子の色であるピンクを身に着けることにひどく抵抗があった。

 そして選ばれたのがピンク以外の色「青」だ。おそらく元々青が好きという素質はあったのだが、ピンク系という選択肢を減らした結果真逆ぐらいの色に落ち着いた、という点は否めない。


 しかしそんなアンチピンク主義も、ピンク似合わないと笑われたことがあるわけでもないので、大学生ぐらいになると薄れていく。

 ふと気が付くと、あれだけ抵抗があったピンクを好意的にすら思えているではないか。

 さすがに面積の広いピンク色の服を買うまではいかなかったが、ポーチやペンなどの小物であればピンクのものを使えるようになっていた。

 ちなみにピンクはピンクでも淡いピンク色が好きで、ちょっと退色していたり、コーラルピンクなものが好きで原色に近いピンクは苦手だ(そもそもだいたいの色で原色は得意ではない)。

 それでもメイン大好きカラーは不動の青系。

 ピンクがランキング入りしたところで、しょせんは下位打線、二軍のような存在なのだ。そんなピンクの変化などちょっとしたもので、私の根幹を揺るがす程度のものではなかった。

 私はこのまま人生ひたすら青だけを愛して生きていくのだと思っていた。

 “その色”があらわれるまでは――


 私は流行に疎く、だいたいのジャンルの流行りを知らないか合わないが、そんな私でも時代によって好まれる色の傾向があるのはなんとなく分かっている。

 近年の若い女子に受けているのはパステルカラー(たぶん。たぶん!!!)

 雑貨屋でもパステルカラーの商品をよく見る。パステルなピンクや黄色や水色や紫、そして――

 ミントグリーン。

 黄緑というには黄みが少し弱く、淡く明るい、ほんのり水色方向に近い緑色、それがミントグリーン。

 流行のパステルなカラーだったから、お店で見かけて視界に入ってくる機会が増えたからこそ気づけたところもあるだろう。ある時不意に気づいた。

「ミントグリーン、私の好きな色じゃん」

 青系もどちらかというと淡い色である水色が好きで、ピンクも淡い色が好き。淡い色スキーにはもともと守備範囲内だったのであろう。きっかけはミントグリーンの傘を買ったことで、気づくと手持ちのミントグリーン用品が増えていた。お財布、リュック、マット、カーテン、布団カバー。ちなみにインテリア用品が多いのはミントグリーン好きを自覚してから買い替えの時期になり、模様が素敵なマットのカラーバリエーションの中にミントグリーンがあったので(青系はなかった)それに合わせてカーテンもミントグリーンにしてみた。

 気が付くと「自分、ミントグリーンめっちゃ好きじゃん」という状態になっていた。

 今でも青系、水色大好きだけど、まさか不動の一位に迫るほどこの数年で緑が好きになるとは思わなかった。今のところ二位ぐらいになっている。新入りのくせに一軍入りスタメンである。自分の色の好みは永遠に変わらないと思っていたので我ながら意外である。

 また、緑系であるミントグリーン好きに影響を与えたのは緑が印象的なメロンクリームソーダを好きになった時期ともある程度かぶるので、それも関係しているだろうがその点については後日クリームソーダ回を設ける予定なので語るのはその時に譲る。

 ついでにいうと、椿の葉っぱみたいな緑はそんなに好みど真ん中ではない。だったら夏の田んぼの色のような黄緑の方が好きかもしれない(いちいち例えが大自然に満ちている地方出身者)。なので、好きなのは緑というよりもミントグリーン。

 

 そんなわけで今の私の好きな色は「青」もしくは「ミントグリーン」。

 なんというか自分はけっこう保守的なところがあるというか、謎のこだわりが強いのでこういう好みの変化もあるんだなと、面白くなったのである。

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