一生かけて守るもの助けて…
これから話すお話は…実際に私と私の母が経験した話である…
このことに私の方が辛かった大変だったなんて関係ありませんひとつの知識として読んでください…
私がまだ小さく保育園児の頃でした…
私「わーいブランコ〜滑り台〜次何乗ろう〜」
まだ小さかった私は、小さな公園で毎日お母さんや弟と一緒に遊んでいた…
母「転ばないでね!気をつけるのよ。」
私「はーい!」
そんな会話をしていつものように遊んでいた…次の瞬間…
(ゴンッ)
私「うぇーん」
何かが落ちるような倒れるような物音と同時に娘の鳴き声が聞こえた…
母「さくら!大丈夫?」
焦りを隠せない母は、必死に私を抱き抱え近くのベンチへ座り込んだ…私は泣きながら気を失い…泡を吹いて倒れていたのだ…当分意識は戻らず涙を流しながら母は、私の名前を呼び続けた…
直ぐに私は病院に運ばれた…
ここからは私の記憶は、一切ない…あるのは小学生に上がった頃からだ…
小学生の水泳の授業毎回みんなと違う色の帽子をかぶり、恥ずかしかった記憶がある…
母「さくらは、泣いたりパニックになると気を失いそれを気づかず助けが遅くなると、大変なことになるからだよ…」
私「わかった…」
私は自分に今置かれている状況がよく理解できず…ちんぷんかんぷんで、でも心配な顔をしていることはよくわかった…
ある時私は階段で転んで傷を作り泣いていた…すると先生が駆けつけ
先生「さくらちゃん!大丈夫!さくらちゃん?」
先生が必死に私のことを呼んでいたそう、また、気を失っていたのだ…
私はようやく理解した…泣いちゃいけないんだと…
私はこの病気にかかってからやたらと人に心配され…迷惑をかけていた…ようやく目を話せるようになったのが中学生になった頃だった、薬が終わり、安定してるので大丈夫ですと言われ病院にも行かなくなり発作も起きなくなりました…
癲癇は、急に意識を失ったりする危険な病気です…そして一生治ることの無い病気です…周りにいたら気にかけてあげるといいと思います…でも、決して特別扱いをされたい訳ではなく、いたって普通に生きたいのです。みんなと同じように…それが出来ないから可哀想じゃないんです。生きれるように努力をしているのです。どんな病気であれ、そうなんです。みんな思ってることは同じです。可哀想なんて目で見ないでください。応援してあげてください。仲良く接してあげて欲しいです。それが私の心です。
そして日がたち…
私は晴れて20歳になりました…
幸い癲癇も、軽く免許の取得もできて、今はとても幸せです…発作も起きることなく…笑顔で過ごしています…
END
登場人物紹介
主人公 私&母
先生
私の記憶を元に書いてます間違えやおかしな点も多々あるかと思いますがご理解とご協力よろしくお願いしますm(__)m