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悪魔さえ憐れむ者

作者: 神林 醍醐郎

悪魔さえ憐れむ者




彼の魂 悪魔に似たり


道行く女人を眺むれば 露わなる肌に下卑たる想いを抱き


口を開けば 耐えがたき悪臭と共に罵詈を吐く


己より拙きものに会えば その無能さを密かに笑い


己より優れたるものを見れば 嫉妬に歯噛みして その足を引かんとす




嗚呼、されど彼の魂 悪魔には非ず


一片残りし良心は 夜ごとに彼を苛んで止まず


自刃の希望を夢見るも その性 怯懦にして 成すに及ばん


強き者 恐ろしき者にへつらうは これ悪魔の性か


否、これ人の性なり




かつて、天界にありし天使ども


大いなる神に逆らいて 天より堕つ


悪魔の性とは 恐れを知らず 強者に立ち向かうにあり


省みて 彼の魂


悪魔のごと醜くはあれど 悪魔のごと気高くも無し


地に這い 泥を舐め 塵を食らいて 世を呪うさま


悪魔でさえも憐れまん

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