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異世界召喚 魔法と剣の国エクスピア  作者: 武蔵野純平
王都包囲戦(1章)
6/75

午後の魔法訓練ファイヤーボール 6話

「ソウマさん、お昼ごはんですよ! ソウマさん!」


「うおっ! おお……」


 俺はあっちゃんの声で目が覚めた。

 そうか、魔法の訓練をしてて、疲れて、部屋に戻って寝てしまったんだ。


 起きようとすると、何か堅いものが、俺の頭に当たった。

 なんだろ?

 枕元に宝石が置いてある。


 ガラスの様に透明な宝石だ。水晶だろうか?

 親指より心持ち小さいくらいの大きさで、6角形にカットされている。

 窓から陽にかざしてみると、中心が青く見える。


「お昼はサンドイッチですよ」


 あっちゃんの嬉しそうな声が聞こえる。

 とりあえず宝石をテーブルに置いて、昼食を食べ始めた。


「サンドイッチ結構うまいね!」


「チキンかな? このお肉とソースがあいますね~」


「これでポテトとかあったら嬉しいですけど、籠城中じゃ贅沢言えませんね」


 わきあいあいと昼ご飯を食べる。

 ひと眠りして疲れはとれた。

 頭もすっきりしているし、体も動きそう。

 これなら午後も訓練できそうだ。


「ソウマさん、それ? クリスタルですか? きれいですね!」


 あっちゃんが、テーブルに置いた宝石を指さした。

 欲しそうな顔をしている。


「これクリスタルなんだ? 起きたら枕元にあったんだよね」


 クリスタルをあっちゃんに手渡した。

 あっちゃんは、クリスタルを日にかざしてみたりしながら、シゲシゲとみている。


「いいな~これ! プレゼントですか?」


「いや、わかんない。目が覚めたらあったんだよ。訓練から帰って来た時は、なかったと思う」


「なんかちょっと高そうな石ですよね。真ん中が青くなっててきれいだし」


 あっちゃんがクリスタルを俺に返して来た。

 俺はクリスタルをズボンのポケットにしまった。


 クリスタルは、執事さんからかな?

 訓練頑張ったご褒美とか、後で聞いてみよう。


 その後は訓練の話になった。

 あっちゃんと井ノ口さんは、ダイドウ、ヒロユキと一緒に、4人で先生に魔法を教わっているらしい。


 あっちゃんと井ノ口さんは魔法で指先に火をつける所まで進んだそうだ。

 ダイドウは、火がつかなくて、色々と好き勝手に悪態をついて、先生をへきへきさせているらしい。

 日本の恥だな。あいつと別行動で良かった。


 あっちゃん達の話を聞いていると、俺の方はかなり速いペースで進んでるみたいだ。


「午後の訓練のお時間です!」


 兵士二人が迎えに来た。

 あっちゃん達とは、また別行動みたいだ。

 俺は兵士に案内されて、午前とは別の場所に案内された。


「さ、それでは、午後は火炎系中級魔法ファイヤーボールをお教えします」


 執事が待っていた場所は、細長い通路の様な場所だった。


 右側は城壁、左側は建物が3棟並んで建っている。

 建物と建物の間の通路には兵士が立っていて、人が入って来られない様にしている。

 奥に城壁があるんだけど、遠い、たぶん100メートルあると思う。


 これでは午前中使ったファイヤ、火炎放射の魔法だと届かない。


 手前側には小さな折り畳みのテーブルとイス。

 テーブルには、水差しとグラスが用意されていた。


「ファイヤーボールは遠距離攻撃用の魔法です。魔法で火球を作って、遠くへ飛ばします。では、お手本をお見せいたします」


 執事は、スッっと、軽く払う様な感じで右手を前へ出した。

 右手から火球が飛び出した。


 火球は勢いよく飛んでいって、奥の城壁に激突して消えた。


「難しいのは、飛距離です。近い距離なら、速度や火力をコントロールしやすいですが、距離が遠いと難しくなります。長い時間、火球に意識を集中しなくてはなりませんからね。火球が目標に当たるまで、意識を切らさないのがコツです」


 なるほどな~。


「じゃあ、やってみますね」


 俺は、奥の城壁に向かって右腕を伸ばした。

 遠い!


 火球を発射、火球を発射ねぇ……。

 イメージがわかないな。


 右腕から火の塊が発生した。

 が、エンジン不調の車みたいな音がして、火の塊が出来たり、消えたりを繰り返すばかりで、一向に前に火球が飛んで行かない。


 ありゃりゃ、これは難しいぞ。


「ソウマ様は、予定よりも早く進んでおりますので、午後はのんびり訓練していただいて構いません。こちらにお水を用意いたしましたので、疲れたらお休みください」


「ありがとうございます。あっ、執事さん、これ、なんだかわかりますか?」


 俺はズボンのポケットから、昼寝の後見つけたクリスタルを取り出し、執事に見せた。


「これは……どちらにありましたか?」


「訓練の後昼寝して、目が覚めたら枕元にありました」


「これは守護石ですね。おめでとうございます。精霊の祝福を受けたのです」


「守護石? 精霊?」


「クリスタルは格の高い精霊の守護石です。守護石は、魔法の力を高めると言われています。大事にお持ちください」


「その割には、ファイヤーボールは失敗しました」


「それは訓練していけば大丈夫ですよ。初日でファイヤーボールまで教えるなんて事は、普通はございません。ソウマ様は間違いなく魔法の才能がおありですから、ご安心ください」


「わかりました。じゃあ、午後はファイヤーボールがんばってみます。あの壁にファイヤーボールを当てる事が目標ですね?」


「そうです。これだけの距離で目標にあてられれば、実戦で十分使えます。お一人でも大丈夫でしょうか?」


「はい、一人でボチボチやってます」


「では、わたくしはこれで。またしばらくしたら様子を見に来ます」


 執事はいなくなった。

 さて、ではボチボチやりますか。

 守護石の事はイマイチよくわからないけど、良い物みたいだ。

 とりあえずポケットにしまっておこう。


 問題はファイヤーボールだ。

 どうしよう。


 午前中の最後は、右拳に魔力をため込んで一気に放出するイメージでうまく行ったよな。

 あんな感じで、しっかりイメージ作りをするとうまく行くのかな?

 田中一郎さんの手紙にもイメージが大切って書いてあったしな。


 そうすると、ファイヤーボールのイメージは……。

 そうだ。

 右腕をバズーカ砲に見立てて、ドン! ドン! ドン! と弾を撃つ感じで行こう。

 よし! これでいこう!


 俺は右腕を真っ直ぐ前に突き出した。

 左腕を肘に添えて、右拳に魔力を流し込む。


 ここからだ。

 ファイヤと違って火球を作らなくちゃならない。

 右腕に流れ込んだ魔力を右拳からギュッと絞り出し、前へ飛ばすイメージ、そして火をつける。


 ヒューン!

 と音がして、かなりの高速で右腕から火球が打ち出された。

 成功だ!


 火球は25メートルくらいで消滅した。


「うーし!」


 気をよくした俺は、ファイヤーボールをバンバン打ちまくった。

 連射、威力増大までは、簡単に出来た。

 だが、距離は伸びない25メートルくらいで火球が消えてしまう。


「少し休憩しますか……」


 用意された椅子に腰かけて、水を飲んだ。

 ボーっと100メートル先の城壁を見ていたら閃いた。


 なんか目印、目標があったらいいんじゃね?

 そうすれば、目標まで意識を切らさない、着弾までをイメージしやすい。

 早速壁に目印をつけることにした。

 転がっている石で、城壁に大きく×印をつけた。


 さて、どうかな?

 元居た場所に戻って、ファイヤーボールを×印へ向けて発射する。

 ヒューン! と甲高い音を立てて飛んだ火球は、真っ直ぐ城壁の×印に着弾した。


 成功だ!

 なるほど目標があれば意識は切れないな。

 あそこに当てる! と強く思えば火球が目標に飛んでいく。


 俺は練習を始めた。


 まずは、真っ直ぐ。

 続いて連発。

 3連発。


 威力を上げてみよう。

 火球を大きく! 成功!


 逆に火球を小さく出来るか?

 指をピストルみたいにして、拳銃を撃つイメージでやろう。

 成功!

 極小の火球が遠くの目標に着弾した。

 オリンピックなら金メダルだな。


 などと考えていたら、また閃いた!

 カーブとか、フォークとか、出来るんじゃないか?


 曲がる火球か、いいね、さっそく試して見よう。


 まずはカーブから、城壁の手前で右に曲げて、×印の右に当てる感じだな。

 俺は右腕を構えて、ボールの軌道をイメージした。

 野球漫画みたいに、ボールの飛ぶ線を脳内で描いた。


「シッ!」


 俺の右腕から放たれた火球は、イメージ通り城壁の手前で右に変化し、×印の右に着弾した。


「うおおおお!」


 と周りから歓声が上がった。


 えっ?

 と思って辺りを見回すと、ギャラリーが沢山いた。

 俺の後ろ、左側の通路や奥の方、城壁の上、あちこちから兵士が俺のファイヤーボールの練習を見ていた。


 みんな持ち場はいいのか? と思ったけれど、包囲している南の国の軍からは、騒ぎ声が時々聞こえるだけで、まだ城攻めって感じではない。

 執事さんが言う通り増援で軍の兵力が大きくなるのを待っているんだろう。


 兵士もヒマなのかな?

 籠城じゃ娯楽もないだろうし、ま、いいか。


 じゃあ、続いてフォーク!

 俺の右手から放たれた火球は、城壁の手前でカクンと落ちて、×印の下に着弾した。


「おおおお!」

「すげー!」

「今、手前で動いたよな?」

「落ちたよ! カクンと落ちたよ!」


 ギャラリーが騒いでる。

 だんだん、気持ち良くなってきた。

 なんかプロ野球選手みたいだな。


 連続してシュート、カーブ、フォークと1球づつ撃つ。

 ファイヤーボールを1回撃つごとにギャラリーが湧いた。

 女性の声が聞こえた。


「やーん、すごいカッコイイ!」


 来たよ! 来たよ!

 女性ファンも来たよ!


 俺はがぜん調子に乗った。

 変化球も派手になっていった。

 大きく上に跳ね上がってから、カクンと落ちるホップしてからのフォーク。

 2発連続で発射して、一発はカーブ、もう1発はシュート。


 ギャラリーは、大盛り上がり状態になっていた。


「いや、さすがソウマ様! ファイヤーボールを曲げるとは、聞いた事もございません」


 執事が戻ってきていた。


「どうでしょう? 使えそうですか?」


 俺はピッチャーがやる様に、腕で額の汗を拭いながら聞いた。


「盾や遮蔽物に隠れた相手に、非常に有効ですね」


「なるほど、そんな使い方がありますか」


 俺は水を飲みながら、監督とピッチャーと言う感じで会話した。


「でーは、また、ちょっとやりましょうか?」


 執事はいたずらっぽい笑みを浮かべた。

 あーこれは、執事のこの感じは。


「また、組み手ですか?」


「はい。今度はこうしましょう。わたくしがあの城壁の前に立ちます。ソウマ様はファイヤーボールで、わたくしを攻撃してください。わたくしにファイヤーボールが当たれば、ソウマ様の勝ち。100数える間、逃げきればわたくしの勝ち」


「やりましょう」


 執事が兵士に100数える様に命じて城壁の前に立った。


「お!」

「なになに? 組手やんの?」


 ギャラリーが騒いでいる。


「はじめ!」


 兵士が叫んだ。

 その瞬間、俺は右腕からファイヤーボールを最速で発射した。


 何せ100メートルからの距離がある。

 遅いスピードではかわされてしまう。


「早え!」


 ギャラリーから歓声が上がった。


 だが、執事は立った姿勢のまま、軽々とファイヤーボールをかわす。

 まあ、こんなのは想定内よ。

 執事は闘気を使って、身体能力を向上するからね。


 執事が右へ逃げれば右へ、左へ逃げれば左へ、高速ファイヤーボールを発射する。

 執事がよける、よける。


 さて、そろそろ、行きますよ。

 俺は2連続でファイヤーボールを発射した。

 1発目は直球で胴体の左側ギリギリ狙い、2発目はカーブで右に曲がる。


 1発目を執事が右へよける。

 計算通りの位置へ執事が移動した。

 そこへ2発目が高速カーブで襲い掛かる。


 もらった! と思った瞬間、執事は右腕で顔面をガードした。

 執事の顔面をガードした右腕の側面に、50センチ四方の水の盾が出現した。

 俺のファイヤーボールは、水の盾に着弾し、消されてしまった。

 ここで魔法で防御かよ。



「いやいや~、今のはヒヤッとしました。さすがはソウマ様!」


 執事の目の色が変わった。


「まだまだー!」


 俺はファイヤーボールをバンバン発射した。

 3連続、時間差、変化、上下、左右、と間断なく打ち込んだ。

 しかし、執事は水の壁を盾み合わせて、ファイヤーボールを避けまくる。


 だめだ、これでは、だめだ。

 右腕から数発連続で撃つのでは、かわされてしまう。

 もっと圧倒的な量を、そう点ではなく面を制圧する攻撃だ。


 同時に沢山の火球を生成して、一気に投げつける。

 これだ!


 俺は両手を大きく開いて、頭の上でパン! と手のひらを打ち合わせた。

 そこから腕をゆっくりと開く。


 手のひらから火球を生み出してやる!

 山ほどだ!


 ジジジ、ジ、ジリリリリ。

 頭の上で火がはぜる音が聞こえる。

 いいぞ、火球が作れてる、作れてる。


 執事の表情が変わった。

 よし、やれる。


「いっけー!」


 腕を左右に大きく開ききったとこで、ブンと腕を前に投げ出すようにして、火球を執事に投げつけた。


 数えきれないくらいの物凄い量の火球が飛んでいく。

 執事を中心に半径5メートルくらいが着弾範囲だ。

 俺は火球に意識を飛ばし、速度を維持しながら、ランダムに動くように念じた。


 直球、カーブ、シュート、ホップ、フォーク、色々な球種、軌道が混ざり合いながら、火球が執事へ向かって高速で飛んだ。


 これは避けられまい!

 と思ったら、執事が地面に片膝をついた。

 両手を地面について、ブンと振り上げた。


 ゴオ! と音がして、執事を囲むように、すさまじい勢いで水が噴き出した。

 先ほど見た水の盾よりも厚みも水の勢いもはるかに上だ。


 水の勢いが強すぎて、水の壁の向こうの執事の姿が見えない。

 俺の火球は次々に弾着するが強烈な水の壁に防がれる。

 ジュウ、ジュワ、っと、火球が水に消される音が聞こえる。


 全ての火球が弾着すると水の壁が消えた。


「そこまで!」


 兵士がタイムアップを告げた。


 くっそー!

 また勝てなかったか!


 こちらに歩きながら、執事が話し出した。


「いや~、びしょぬれになってしまいました。最後のは危なかったですな。さすがはソウマ様」


 水の壁でびしょびしょになった執事がニコニコと笑った。

 ギャラリーは大騒ぎになった。


「執事さんの最後の水の壁すごかったですね。あれも教えてください」


「はい。王都の包囲軍を蹴散らしましたら、水魔法もお教えいたします」


「頼みます」


 俺は頭を下げた。


「頭が痛いとか、だるいとかはございませんか?」


 言われてみれば……


「なんか体が重いです。疲れたと言うか……」


「それは魔力切れです」


「魔力切れ? 体力切れみたいなものですか?」


「はい。体内の魔力が減ると、だるくなったり、疲れを感じます」


「午前中はそれか……」


「午前も大技をお使いになりましたからね。魔力が減っていたと思います」


「それって、体に危険はないのですか?」


「多少魔力が減った程度は大丈夫です。休憩すれば回復します。魔力が完全に無くなると命の危険があります」


「怖いですね」


「魔力切れの兆候は、二日酔いの様な頭痛や吐き気。貧血の様な立ち眩み、顔から血の気が引いた時も要注意です」


「魔力切れは薬で治すのですか?」


「いえ、寝ていれば回復します。とにかく疲れを感じたら、無理せずこまめに休むのが一番です」


「覚えておきます」


「お互い大技を使ったので疲れましたね。今日の訓練はここまでにいたしましょう」


 兵士に案内されて俺は部屋に戻った。

 午前中ほどではないが、ちょっと疲れた。

 案内の兵士に頼みごとをした。


「古いのでいいから大きな鍋と、鍋に入る大きな石を持ってきてくれないか」


「鍋と石ですか?」


「そう、風呂場で使うのだ。バスタブに水をためてそこに鍋を入れる。石は鍋を沈めるのに使う」


「わかりました。探してみます」


「鍋はボロイので良いから、寸胴の様な高さのある鍋を頼む」


 そしてまたベッドで横になってウトウトした。


「ソウマさん。晩御飯ですよ! ソウマさん」


 あっちゃんに起こされた。


 晩御飯は昨晩と同じ、ステーキ、丸いパン、野菜スープ。

 食べながら風呂桶に栓をして、シャワーを出しっぱなしにして、バスタブに水を貯めた。


 食事が終わると、あっちゃんが聞いてきた。


「水風呂ですよね?」


「うん、でも、火の魔法で風呂が沸かせないかと思ってさ」


 俺は風呂場に行くと、ファイヤボールを水風呂の中に打ち込んだ。

 ファイヤーボールは、すぐに水の中で消えてしまった。


「ダメ……、見たいですね……」


 あっちゃんと井ノ口さんが様子を伺ている。


「まあ、これは想定内。ここからが本番ですよ」


 俺は寸胴鍋を水風呂に入れた。

 鍋の中に水が入らない様に気を付けながら、石を入れて鍋を沈める。

 そして、ファイヤーボールを空っぽの鍋の中にゆっくりと発射した。


「あ、なるほど、風呂釜をバスタブの中に設置する作戦だ」


 井ノ口さんが嬉しそうに話した。


 俺はファイヤーボールが消えない様に、魔力を送り続けるイメージをした。

 手から離れているけれど、見えないチューブで魔力を送り続ける感じ……。

 これでファイヤーボールを長時間燃焼させて、鍋を熱くして風呂を温める。


 うまくいけば風呂に入れる。


 しばらく無言の時間が続いた。

 ファイヤーボールは、うまく燃え続けている。

 あっちゃんが、そーっと入ってきて、そーっと風呂に手を入れた。


「すごい! 温かくなってきてますよ!」


「よーし、続けるから温度見てて」


 俺は魔力を送り続けた。

 すると、風呂から湯気が上がりだして来た。


 今夜はゆっくり風呂につかれそうだ。


2018/6/14 字下げ句点等を修正しました。

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評価ポイントは、最終話のページ下部から入れられます。

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