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誰も知らない物語  作者: 雪美姫
序章
1/4

Empty World

不思議の国の彼女をみつけて

「この物語が終わらない方法を教えて‥」


気味が悪いほどの静寂のなか、少女は誰もいないようにしか見えない“何処か”に向かって呟く。


「ねぇあなたは“見ている”のでしょう?私の心を‥」


当然誰からも返答など帰ってこない。


だが、確かにそこにいる“誰か”の存在を少女は確信していた。


「あなたはこの物語を終わらせたいわけではない。むしろ私側の人間のように思うわ」


『‥‥‥』


「答えないのならそれでもいい。でも私では、あなたの望むエンディングには出来ない」


少女はそう言ってその“誰か”に背を向ける。


「あの子は死なせないわ」


少女の言葉は静寂の中に飲み込まれて儚く消え、少女も同様に冷たい暗闇のなかに姿を消した。


少女の名は“アリス“。


不思議の国で唯一無二、無条件に

すべての人間から愛される…不思議の国のアリスだった。

閲覧ありがとうございました。

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