17 料理
しばらくサボっててすみません。
なるべく毎日投稿できるように頑張ります。
とりあえず、倉庫から材料を運んでくる。めっちゃ重いやん、二人分ちゃうやろこれ……。
でも、また使うかもしれへんから一応運ぶ。手がちぎれそう。やっぱ全部持ってこなかったら良かったわ。失敗失敗。
ふらふらしながら台所までたどり着く。そんなあたしの姿を見ても、ニコルは無視。そりゃ、あたしがやるって言ったけど、ちょっとくらい手伝ってくれたってよくないか!? なんて薄情なやつなんだ、まったく!
……うわ、なんかちょっと標準語っぽくなった。気持ち悪い。
とりあえず麺を茹でて具材を炒める。麺ってお湯から茹でるんかな、それとも水から茹でるんかな?
分からへんから、水からやった。お湯になるまで待つのめんどくさいもんな。
「できたぞニコル~!」
「おーおめでとうコノコちゃん!」
ニコルにおめでとうと言われる筋合いはないけどな。まあ、ありがたく褒め言葉として受け取っておくわ。……いや、おめでとうはそもそも褒め言葉ちゃうか。そうやな。何考えとんねんあたし。
「それなりにおいしいよコノコちゃん!」
「褒めるんやったらもうちょっとちゃんと褒めてーや」
それなりにってなに。それなりにって。おいしいかまずいか、やろ。普通は。それなりにおいしいって、褒めてもらってるとして受け取ってええんかわからんわ。
ま、でも今まで「まずっ!」とか「こんなん人間が食べるものちゃう」って言われてたあたしからすれば、充分褒め言葉やな。やっぱり異世界人の舌はおかしかったか……。それとも、ここの食材とかが良かったんかな?
ま、ようわからんけどおいしいからいいや。あたしにはまずく感じるとかじゃなくてよかった。
「で、ニコル。物は相談ですよ」
「はい。……コノコちゃん、いきなりどうしたの?」
あたしが声をひそめながらそう言うと、ニコルは不思議そうに言った。私に合わせて小声なのがちょっと面白い。
「あたし、一年でおばあちゃんになっちゃうやんか」
「うん」
「だから、どうにかして一年以内に姫に戻らなあかんねん」
「まあ、そうだね」
「だから、協力してくれへん?」
あたしは、手を合わせてお願いする。協力って、何を? って感じやけど、今はそんなことはどうでもいい! とりあえず、協力してくれればそれでいい。
「別にいいけど」
「っしゃ」
彼女はそう返事をすると、「楽しそうだしね」と付け足した。まあ、あたしはまったく楽しくないけどな!
――――ニコル。今、承諾したってことをよおーく覚えておくんやで。あとから、そんなこと言ってないなんて言っても無駄やからな。あたしは今、きちんとこの耳で聞いたからな。
逃がさへんで、ニコル。お前は、今日からあたしの付き人や!




