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ロストアンガー  作者: さら更紗
2 冴子
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2 冴子 -1

「この辺みたいだけどな」

 俺たちは、バマホとにらめっこしながら、川の土手沿いを歩いていた。まだ早朝だが、ランナーのジョギングコースとして有名なこの土手では、もうすでに何人かのランナーとすれ違った。もっと人が増えれば、スマホを見ながらひょこひょこ歩いている我々は、本気のランナーたちの、舌打ちの対象となってしまうだろう。

「彼女も走ってるってことですかね」

 アキラが不機嫌な声で言った。朝が弱いアキラは、だいたい午前中は機嫌が悪い。

「その割に、点が動いてないんだよな」

 対象を示す点は、土手沿いにいながら、じっと立っているように、動かず点滅していた。

「まぁ、じゃあ、特定しやすいんじゃないですか」

 アキラは意に介さず、ズンズン歩を進めていった。


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