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ボタニカル

ぶどう

作者: あいなめ

夏も半ば過ぎ

こちらではぶどうの

季節となりました


秋の果物と思われがちですが

早生種は夏も盛りの頃から

収穫時期になるようです


今年もそばのぶどう園に行き

色々な種類のぶどうの房に

鋏を入れてきました


ぶどうの雄は巨峰ですが

それよりも粒が大きく甘い

藤稔というぶどうがあります


藤稔は巨峰の孫で

初めて食べたときは

甘さに驚いたものでした


それでもさらに甘いぶどうに

出会ってしまったら

それですら不満に思えてきます


ブラックオリンピアは巨峰の子供で

酸味が抑えられている分

より強く甘みを感じます


良く色づくと赤味がかる

紅伊豆や紅瑞宝といった

紅系統のぶどうもあります


そのぶどう園ではそこまでは

色づいてくれないのですが

酸味と甘みのバランスは素敵です


藤稔の親であり巨峰の子でもある

ピオーネという種類もまた

強い甘みを誇ってくれます


多摩ゆたかは東京生まれで

緑のぶどうですけれどさっぱりとした

その味のバランスが素敵です


そしてシャインマスカットや

ナガノパープルといった

新しい品種も控えています


子供が小さい頃はひっくり返した

ビールケースの上で頑張って

手を伸ばして鋏を入れていたものです


時にはそれでも手が届かなくて

脇を抱え上げて二人で一緒に

鋏を入れたりもしました


今はそんなこともなくなって

収穫するのも食べるのも

ほとんど私だけになってしまいました


それでも、色々な種類のぶどうを

味わう事のできるこの季節は

やはり年に一度の楽しみです


一年かけて手入れをしてくれる

農家さんに感謝しながら一月後の

シャインマスカットの収穫期を待ちましょう


詩的エッセイというジャンルがあるそうですが、果たしてこれは詩なのかエッセイなのか。

そもそも改行にこだわらなければ、もっと自由に書けるんですけれどねえ。


色々なぶどうを味わってもらえたら、幸いです。


8.20

さて、今週末も出かけてきます。本文で出てきたぶどうって、そこのぶどう園で取ってきて食べたことのあるものです。今年はまだ取れてないものもあるけれど。多摩ゆたかは、今年の分食べてみたらちょっとイメージ違ったので修正。あと、藤稔しばらくほって置いたら、かなり萎びちゃったけれど、追熟してかなり甘くなってくれました。

まだまだ、甲斐路とかゴルビーとか、色々なぶどうあるんですよね。今日は何が手に入るかな。


8.29

多摩ゆたかは、黄色系のぶどう、という扱いのようですね。ちょっと訂正です(本文は、ママ)。

ピオーネは小さな房しか食べられませんでしたが、甘味は一種独特のコクがあるように思います。

出荷するには向かないとか聞きますが、好まれて色々な品種の親になっているのは頷けるものです。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  種類、いっぱいで難しいですね。  でも、難しいこと、考えずに、これそんな名前なんだ? くらいで、美味しく食べちゃいます。  でも、名前覚えてたほうが、つぎに食べるときに、みつけられてい…
[一言] ブドウっていろんな種類があるんですねー。 昔、ブドウ園にブドウ狩りに行ったことがあります。 その時のことをなんとなく思い出しました。 どこにあるのかすら覚えていないんですけどね。 ブドウが…
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