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東方学園の怪談話  作者: アブナ
絶望の未来篇
46/82

番外 クロ(イザベル)の紹介



※シリアス一直線の本編とは雰囲気が全く違います。

茶番が苦手な方はブラウザバックを推奨します。











「っはい、ということで番外やっていきましょう!」


「今日はいつもの雑談はないんだね」


「まあ、誰得?って話ばっかだし」


「それはそうだけど」


「ま、それはさておき!今日のゲストをお迎えしましょう!


現時点の本編において最強の敵、クロことイザベルでーす!」


「…ごきげんよう」


「今回はクロの姿なんだね」


「ええ、そうですよ。…おっと…こいしには少し、不快でしたかねえ?くくっ」


「うるさい奴だな。番外なんだから今くらい仲良くしたらどうなの」


「冗談じゃない。貴様と馴れ合うなど御免被る」


「へえ…喧嘩売ってる?」


「はいはい、二人とも落ち着いて。今回はお互い自重しよう」


「…まあ、貴女がそう仰るのなら従いましょう」


「……」(フランの言葉には逆らわないんだな)


「本編ではクロ…っていうかイザベルはもう少し社交的じゃなかった?」


「ええ、これが普段、というわけではありませんよ。今は単に、あまり機嫌が良くないだけです」


「ふーん…何で?」


「それは言わぬが花というものですよ」


「…そうだね」


「ムカつく」


「…何だこいし?私はまだ何も言っていないが」


「言われなくても何が原因で機嫌が悪いかなんて察しがつくよ」


「随分自意識過剰だな。一度医者に診てもらった方がいい」


ガタンッ


「あーはいはい!二人ともクールダウン!」


「離してフラン…こいつ一発殴る」


「当てられるものなら当ててみろ。お前如きがオレに当てられるならな」


「紅悪魔にまでなっちゃって……何でそこまでこいしのこと嫌いなの?」


「貴女が気にすることはない。これはオレの問題だからな」


「私もあんたなんかに好かれたくないから別にいい」


「フラン様の心遣いを蔑ろにするとは、やはり貴様はその程度というわけだ」


「蔑ろにした原因はあんたにあるけどね」


ガタンッ!


「…はぁ〜…!これじゃあろくに話せないじゃない」


「どうする?フラン」


「どうするって言われてもね…事の展開は作者次第じゃないの?」


「おお、メタイメタイ」


「…ふん、まあここはフラン様に免じて大人しくしておいてやろう。次に生意気な口を聞けば命はないと思えよ」


「ふん、殺せもしないくせによく言うよ」


「言ったな?今すぐ殺してやろうか」


「だーっもう!!一回黙ってよ!!」


「ご、ごめん」


「すみません」


「…で?イザベルの紹介するんでしょ?」


「するとも。例によって例の如く挿絵になるけど…」


「このオレを描くのだ。当然美しく仕上がっているのだろうな?」


「そ、それは何とも言えませぬ」


「ふん、最初から貴様に期待なぞしておらん。せいぜいオレの気に障らんように気をつけるのだな」


「は、はい!すみません!」


「…ここまで本気でペコペコしてる作者は初めて見たな」


「フランと同じ顔してるのに雰囲気違いすぎて…っつかフランの顔で作られる悪役笑い凄い好き」


「わかる」


「何でイザベルが同意するんですかねぇ…」


「いやだって、今の私の顔フラン様の顔ですし?自分で顔見るときってあるじゃないですか?」


「吸血鬼は鏡に映らない云々は…」


「え?私普通に映るよ?」


「そのようなものは伝承にすぎないというのに、信じるとは浅はかな」


「あんたは一々人を煽らなきゃ生きていけないわけ?」


「おっと、突然訳の分からない事を言いだしたぞ。気が触れているのかな?」


ガターンッ!!


「い、椅子が吹き飛んだ」


「もう好きにしなよ…」


「おいおい、フラン様が呆れてしまったぞ。もう少し忍耐力を鍛えることを推奨する」


「あんたは人に対する礼儀ってもんを学ぶことを推奨するよ」


「オレに指図するか、下級妖怪風情が」


ダンッ!

ドガガガガガッ


「二人ともガチじゃん…!クロは刃使ってないけど」


「…戦いが始まったところで、イザベルの紹介です」






挿絵(By みてみん)



赤髪の癖のあるボブカットの小柄な女性。

咲夜をそのまま赤髪にした感じ。ただ髪は結ぶほど長くない。

小柄と言っても150cmはある。

旧紅魔館のメイド長で、生まれながら凄まじい魔力を有していた。

イザベルが生まれ育った場所はその魔力を活かせる環境ではなかったが、後にレオールに拾われる。

物心がつく頃には既に魔力や呪術を会得しており、その天才的才能は戦闘面でも発揮される。

育てられた親が仮の親であること、実の両親についても調べており、旧紅魔館に行った以降は『エレヴァルト』という自身の一族の長年の悲願を達成すべく、"肉体を乗っ取る"という、禁忌の呪術を完成させるため、動き始める。


「凄い見辛い…どうにかなんなかったの?」


「なりませんでした…許してください」


「イザベルだけ説明が長いね」


「何せ完全オリキャラだからな。まだ続くよ」


「ガーネフの話は省略するよ」






挿絵(By みてみん)


後にフランを肉体を乗っ取る過程に必要な"簡易洗脳"にかけて旧紅魔館を壊滅させた。

その時は紅魔ファミリーによって何とか食い止められたが、フランの体にイザベルの呪いが残ってしまった。

その後、数百年もの間、イザベルは魔力をその呪いの中で溜め続けた。

そして、溜めた魔力の全てを使って、廃校にてギルガメスから絶望の未来を事前に知らされなかった世界線のフランの肉体を乗っ取り、こいしとぬえを虐殺。さらに紅魔館で暴れまわり、咲夜を除く紅魔館の住人全員を殺害した。


「これまた見にくい…」


「しかしイザベルの顔、ほんとに私と全く同じだね。…でもギルガメスとはまた違うな…」


「イザベルは狂気系キャラだからね。ギルガメスとは別ベクトルのキャラだよ」


「ふーん」


「全体像の方は紅悪魔状態です」


「髪の逆立ち方にイザベルの髪の癖が出てるね」




さらにその後、フランの破壊の力を使って幻想郷を暴れまわった。

厄介になりそうな者から優先して不意打ちで殺していった。

勇儀や幽香、その他幻想郷で強い力を持つ者たちだ。

この時点でクロは、天才的なセンスを持つイザベルと、強大な力を持つフランの体が合わさり、とてつもない強さとなっていた。


視界に入ってさえいれば能力の対象内。

さらに決まれば即死という、フランの破壊の力もあったおかげで、向かうところ敵無しという奴だった。

さらに、クロには隠された能力がもう一つある。


「この隠された能力って奴が一番やばいよね、何でこんな能力手に入れたの?」


「しかもこの能力、吸血鬼の不死身を利用してるからいくらでも強くなれるしね。ちなみにどうしてこの能力がついたかと言う説明もするよ」


クロの隠された能力、それは『攻撃を受ければ受けるほど力が増していく』というもの。

何故そんな力が身に付いたかと言うと、イザベルが呪術師でもあったからである。

この能力の原理は、敵の攻撃により自身の体に与えられたパワー、エネルギーを自身の力に変えている、というものだ。

さらに、フランの肉体であるがために、元々高いステータスにさらに+されていく。

しかもこのパワーアップは一時的なものではなく、一度パワーアップをしたならばそのパワーアップした分の力がそのまま基礎ステータスになる。

初期段階が『10』だとして、パワーアップにより+5されたら『10+5=15』。さらにパワーアップして+5されると『15+5=20』。これを永遠に繰り返すのだ。

さらに、フランの吸血鬼としての才能もまた天才的であったため、強さの高まりはほぼ無限と言ってもいい。

即ち、戦えば戦うほど無限に強くなるという、破格の能力である。


「正直これ、勝てる気がしないよ」


「でも勝ったじゃん?」


「それはお姉様が奴をある程度弱らせて、片腕を飛ばしてくれたおかげだよ…」


ドオオオオンッ!!


「やるじゃないか」


「そっちこそね」


「あ、降りてきた」


「まさかフラン様の寝間着姿の写真をお前が持っているとは……」


「貴女こそ幼いフランの満面の笑顔の写真を持っているなんて…」


「まさか貴様が我が同志だったとは……これまでの非礼を詫びよう」


グッ


「「共に正義を」」


「おいコラ」


「あ、見てこれ。フランの水着姿だよ」


「おおっ…美しい……これぞ女神…!そうだ、これを見てみろ。幼いフラン様の寝顔だ」


「おおっ…!何て可愛いんだ…!グッジョブ」


「素晴らしいな…良く撮られている。このアングルは素晴らしいぞ」


「貴女の写真も凄くいいよ。ありがとう、いい物を見れたよ」


「こちらこそだ。今度また暇があればコレクションを見せ合おうではないか」


「いいね、是非!」


「…まあ、二人が仲良くなれたならいっか…」


「相変わらずお優しい。しかし限度というものはあるでしょう。怒りたい時は怒っても良いのですよ?」


「なら写真全部壊してもいい?」


「もちろんオレらは抵抗するぞ?」


「拳で」


「きゅっ♡」


バリィッ


「あああっ!!我が夢……我が理想ゆめが遠ざかる!!!」


「所詮変態メイド……無様なもんだ……」


「何と悲しい光景か……」


「おのれ…でも今の『きゅっ♡』めっちゃ可愛かった……」


「ボイスレコーダー…だと…」


「good job!!」


「YEAH!!」


「こいしもイザベルもそんなキャラだったっけ!?」


「しかしよく考えればクロが喋っているその声もフランの声じゃん?」


「何を言うか作者。フラン様の声はフラン様だけのものだ。オレが発した言葉などフラン様の声の可憐さに遠く及ばん」


「変なこだわり持っちゃってるよぉ…」


「考えてもみろ。塩と書いてある瓶に砂糖が入っているのと同じだ」


「的確なようでずれてる例え」


「今はこのようにだーいぶ丸くなりました。以前のイザベルは常に狂気的でしたが、今では戦闘時くらいしかあの時の狂気的な笑みは見せません」


「ま、そういう事だ。今後はオレも活躍するらしいから期待しているんだな」


「次の新章、どんな物語にするつもりなの?」


「まあそれはお楽しみにということで」


「えー…」


「はい!それでは今日の番外はここまで!このような茶番にお付き合いいただきまして!」


「「「「ありがとうございました!」」」」




もう少し上手く描けるようになりたい…笑

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