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東方学園の怪談話  作者: アブナ
序章 東方学園へ
2/82

一年A組

二話目です

更新スピードはこれぐらいのスピードだと思います

内容は薄いですが…笑



「フランドール・スカーレット!?ほ、本物!?」


「…?…そうだけど」


「あれ、フラン知らないのー?フランって最近幻想郷中で凄い話題の人なんだよ?」


「えっ…そうなん?」


「学校初の新入生のクラス分けテストの中で、ずば抜けてトップクラスに優秀だった。全教科、競技共にほぼほぼ満点を取り今学年で四位の成績を取り、特進への推薦をもらう。


しかしその推薦を興味ないと言って蹴り、その後は目立った行動はないものの、やはり成績は全てにおいて高水準!一部の特進の生徒以上の成績を持つ、何処か吸血鬼の気品と風格の漂う噂の超天才少女!それこそがフランちゃんだ!」


突然、フランの近くにいた男子が語り出した。


「……大袈裟だな…私は別に目立とうと思ってやったわけじゃないのに」


「テキトーに問題解いてそれなら、天才と認めるしかないよ?」


「…あれは問題が簡単すぎただけでしょ」


「かーっ!その時点で俺らとは次元が違うぜ!」


「…私、貴女の噂を聞いて憧れてこの学校に入ったんだ」


「へー…そいつはどうも」


「これからよろしく、フランドール」


「…フランドールって、長くて呼びにくいでしょ。フランで良いわ」


「そっか。じゃあ私の事もこいしって呼んで!」


「…うん、こいし。よろしくね」


「さて、親睦を深めるためにこれから一つゲームをするぞ!」


「おー!どんなゲーム?」


「まあ簡単に言ったら伝言ゲームだな!ただし絵で伝えてもらう」


「えぇー!私絵苦手〜…!」


「列ごとに順番は自由に決めてもらって構わないから、今から決めてくれー」


「フランを最初にした方がわかりやすい絵を描いてくれていいんじゃない?」


「いや、途中にした方がいいかも。よりわかりやすく改善してくれるし」


「…みんなは何でそんなに私に期待してるの…!」


「実際絵上手いんだから、期待されて仕方ないよ」


「…あ!…ねーせんせー!私さー、こいしちゃんと席交換していいー?」


フランの後ろの席の少女が言った。


「ん?ああ、いいぞ。こいしがいいならだけどな」


「えっと…私は全然構わないよ」


「ありがとー!私ミスティアっていうの!よろしくね!」


そう言って、ミスティアは握手を求めてくる。


「うん!よろしく!」


「じゃあそろそろ決めてくれー!」


「こいしちゃん、スタート頼める?次にフラン入れるからさ」


「えっ……!う、うん、わかった」


「…今の反応からして、あんまり絵が得意じゃないんだね、こいしは」


「そ、そうなんだ……フォローお願いします…!」


「ふふっ、任せといて!」


「よーし!それじゃあお題を一番後ろの席の奴に見せてくる。いいな?絶対に口に出すんじゃないぞ!」


そう言って見せられたのは、『帽子』と書かれている紙だった。


「…!」


「よーし、ルールを簡単に説明するぞー!まず、絵を描く時間は一人一分間!その間に書けなかったら諦めろ!それで一番前の席の奴まで回して、その絵の内容を黒板に書く!それが正解であればいいってわけだ!それじゃあ…始め!」


「……」(帽子なら私の帽子を参考に書けばいいや)


「……よしっ」(これならきっとフランもわかるはず…!)


「よし、回せー!」


「やっべえ俺絵心ねえわぁww」


「…何だこれ…!お前まさかピカソの子孫か!?」


「ウチ絵書けないんよねー…!わかる?」


「んー、何となく…?」


「フ、フラン、わかる?」


「…何だ、絵上手じゃない」


「そ、そうかな?」


「うん。任せといて」


その後、私達の列は見事に正解した。

他の列のみんなも、同じように正解していた。


「よーし次は!?」


「実は今日、体育館を一、二時間目分だけ借りれたんだ!そこで色々な遊びをするぞ!」


「マジで!?さっすがせんせー!」






「よーし!ドッヂボールをするぞ!クラスは全員で二十九人だから……先生が加わるか?」


「いや、私のいる方のチームを一人少なくしてくれればいいよ。その方が楽しめそうだし」


フランが慧音にそう言った。


「へえ、ならそれで行くか!」


その後、フラン、ルーミアが同じチーム、こいし、ミスティアが同じチームとなり、ドッヂボールが始まった。


「おーら避けてみろぉ!!」


「きゃーっ!あははは!」


「外野行ったぞー!」


しばらくの間その楽しい時間は続いた。

そして、こいし達の方のチームの生き残りメンバーが残り三人、フラン達の方が二人となった。


「くらえフラン!」


「おっと!ははっ!残念、美香!」


「くっそー!」


「フラン!外野来るよ!」


フランはこいしの方を見つめていた。


「フランってば!危ない!!」


「わかってるって」ひょいっ


フランがこいしの方を見ながら軽くボールをかわした。


「あっ凄い」


「こいしちゃん投げて投げて!」


「え、私…?」


「うん!さ、やっちゃってやっちゃって!」


「わ、わかった」(…よーし…!残り三人…その内二人はフランとルーミア!気合い入れていくぞー!)


こいしが構えを取り、思いっきり投げた。


「止められるかな!?」


そこにいたほとんどのものが唖然とした。

こいしの投げたボールは、凄まじいスピードで飛んでいった。

ある人物に向かって。


「フラン!!」


そう、こいしはフランに向けてボールを投げていたのだ。



「……!」


フランは、ボールを止めていた。


「ナイスボール、こいし!…それじゃあ今度は……私の番だ」


フランが楽しそうに笑みを浮かべ、こいしに向かってボールを投げようと構えを取る。


「…!!」(く、来る…!とんでもない弾が来る!)


「ハッハァ!!」


フランが思いっきりボールを投げた。


「!?」


あまりにも速すぎて、こいしは避けることが出来なかった。

そのボールは地面に落ちることなく、そのままカーブして美香にも当たる。さらに、その凄まじい回転のせいで当たった時に軌道が変わり、ミスティアにも当たった。

ボールが体育館の床に落ちた。


「スリーアウト♪」


フランが楽しげに言った。


「…うっそ…!」


「うおおお!!でたー!フランちゃんお得意の超絶回転ボール!」


「負けたー…!やっぱり学校四位は凄いね」


「ドヤァ…」


「うっ、悔しい」


「あははは!」


その後、バスケットボールやバレーなど、様々な遊びをした。


「いやー楽しかった!久しぶりにこんな遊んだよな!」


「そうだねー!」


「こいし、これが私達、一年A組のノリだ!これからよろしくな!」


「はい!とても楽しいクラスですねー!」


「だろう?ははは!」


これからの学校生活を楽しみにするこいしであった。





「フラン!一緒に帰ろうよ!」


「ん?こいし。悪いね、私部活あるんだ」


「あっそっか!部活あるんだったね……そういえばフランって何部なの?バスケ?」


「いや?吹奏楽」


「す、吹奏楽!?なのにあんな運動神経いいんだ…!」


「まあね!でも吹奏楽だけじゃなく軽音もできるんだよ。私はギターだよ!」


「へえー!フランの演奏とかバンドとか見てみたいなー…」


「あ、それじゃあ今からでも来る?」


「え!いいの!?行く行く!」


「OK!それじゃあ、ついてきて!」


こいしとフランは、吹奏楽部兼音楽部の部室へと向かっていった。







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