第九章 『新たな旅路』
僕が好きな車会社を今回出させていただきました。作中では『フィード』という名でしたが、実際には『シボレー』という名の会社です。幼き頃の自分がそうであったように小さい子達に大きな夢を持ってもらいたいそういう思いも込めて書きました。
俺の旅はこれから始まるのだった。長く険しい道のりの幕開けだった。全てが新しくなって行くのを心が感じていた。何かは知らないが俺の心の奥底から湧き出てくるものがある。
とりあえず、未来を作るには今すべきことがある。それはある車会社に努めることだ。その車会社とは『フィード』というアメリカの大手企業だ。
実は高校卒業後、フィードからオファーをもらっていたのだ。最初は信じられなかったが今では自信と期待しかない。
そして入社当日。緊張を必死に隠している俺の姿がそこにはあった。さすがは大手企業だ。会社がでかければ建物そのもの自体でかい。
まあ、車好きにはたまらないだろう。この会社は車会社なのだから。俺が好きな車もフィードが作ったものだった。だから入ったようなもんだけどね。
会社に入って俺がやるべきことは車を作ることじゃない。売ることだった。それも本場のアメリカじゃない。売る国は俺が生まれ育った国、そう日本さ。
俺にはこんな夢があった。それはこの日本でアメ車をメジャーにして、子供達に夢を与えること。
これからどんなことがあるのかは俺にも分からない。だから楽しめるのかもしれない。
今作では自分の幼き頃からの夢が実現し今度はその夢に向かって歩んでいく物語になっています。さてこれから新たな道に挑んでいく中で何を学ぶのでしょうか!