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思い違いをしていた件について。シーソー夫妻。

 

 思い違いをしていと。(いと?)


 とんでもない思い違いをしていた。かも。(かも?)


 あのね。いきなり何言ってるか分かんないと思いますけどね。(分かってんじゃねぇか)

 前の2つのエッセイは主に何かしらの思考を語っていたのだよ。(……いきなり何言ってんだよ)

 つまり私の気が怪しい記憶のなかで凛然と輝くエッセイの定義、実体験に基づくことを。というのとはなにか違うかも知れないという事なのだ。(はぁ……)


 え、じゃあアレはエッセイではなかったの? いえいえ、そんな事ありませんよ。なんせ自由だから。(は?)


 ただ、思い違いをしていたからにへ、(にへ?)今回は何かしらの体験について書こうという誠実な対応を取ろうと言うことですのでね。(はぁ……)



 というわけで、最近なにか体験したかなーっと記憶の中を漁ってみるのだが、なんにも出てこない。1ミリも。1シーベルトも出てこない。え、自分生きてる? いや、生きてた? ここ最近生きてた?


 驚いて両の腕で体を抱きしめて確認するほどでした。嘘だけど。(嘘やめろ!)

 もう生きてないんじゃないか、そう思いましたけどね。なんとか、思い出す。いや、思い出せ!頑張れ!


 天気のいい朝、散歩したらさぞかし気持ちいいだろう。心からそう思いながら行かなかった体験。カキフライを作った経験。久しぶりに袋ラーメンを食べた経験。執筆せずにナイトレインをやった経験。特に体験と言えるほどのものがありません。


 でもね、最近職場で思うことがあったのでそらにする。(そら?)


いえ、別にこんな事起きてはないんですけどね?(なら嘘じゃねぇか)


 なんかさ、最初すごく愛想良かったマダムがいたのよ。(マダム?)で、フレンドリーな人だなって思ってた。それどね。(それどけ?)それだけなんだけど、その人の旦那がいつも一緒にいるわけ。(どんな状況?)


 その旦那がさ、物凄く嫉妬してそうな表情で見てくるの。なかなかいないくらいよ。どんだけ愛してんのよ、いや執着なのか? しらんけど。

 それで僕はビビりました。ビビってしまいましたね。正直。こんなに嫉妬深いカップルのドロドロのなにかに巻き込まれでもしたら嫌でしょ。なんもないのに。だから、あめり(アメリ?)必要以上に近づかないようにしてたんですよ。


 そしたらね。物理法則かなってくらい態度が逆転したんですね。奥さん側が今度は私に凄く冷たい態度になって、不機嫌さを隠しもしない感じになったのよ。そして旦那側が満面の笑みで挨拶してくる。私はね、これは一体なんだ? と思いましたね。


 あのプレデターかなんかの映画でシュワちゃんがプレデターの仮面を剥ぎ取って「お前は……、なんだ?」って神妙な顔でいうでしょ? 全く覚えてないからそんなシーンなかったら頭おかしく見えるかもしれないけどさ。(こんなシーンあるの?)

 そのシーンくらいのテンションで、……お前たちはなんだ? と言ってやりたいくらいでしたよ。


 シーソーやめて。セットで生きてるならシーソーやめて。フレンドリーなやつと嫌な奴必ずセットにして来るのやめて? どうしたらいいか分かんないのよ、こっちはさ。


 まぁ、こんな感じで何とも言えない気持ちになった体験ならあったんですが。最終的に言いたいのは、エッセイの体験のネタがない場合、愚痴を魔改造するとひねり出せるかもせらない(せらない?)と言うことでした。嘘だけど。(嘘をやめろっ!)


 The fin.







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