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兵庫のコウノトリへ⑤
彼女はいつも 家族を大切にしていた
今はもういない 家族との思い出を 宝物のように大切にしていたし
自分も両親のように 新しい家族を作って 子どもが出来て
皆で 幸せな家庭を 築きたいと
そんな彼女の意思を 尊重したいと思った
他の誰かが この夢を馬鹿にしたとしても どんな困難が 立ちはだかろうとも
自分だけは絶対に 彼女の味方でいようと 彼女を絶対に守ろうと
そう 誓っていたはずなのに
どうして 自分はこうなんだろう
どうして 彼女のことが 何より大切なはずなのに
どうして 彼女のことを 大事にできないのだろうか
男は自分に 嫌気がさしてしまった




