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タイトル未定2026/03/21 12:49
—人間の赤ちゃんを 夫婦の元へ運んでくるとされる コウノトリ—
「昔 仲良しの夫婦の所には コウノトリさんがね
赤ちゃんを運んできてくれるって 私のママとパパが 言ってたんだよね」
「へー 子どもに言い聞かせるには ちょうどいい話だな」
とある男女二人が コウノトリの話をしていた
「けどさ 今って コウノトリの数が 減って来てるっていうじゃない?」
「あー なんか 絶滅危惧種?か なんかになってるんだっけ」
「つーまーりー!」
女は グイっと身を乗り出した
「コウノトリの数が 昔よりも減少してるから
私たちの所にも 赤ちゃんが来ないんだよ!」
「はあ?」
男は 唖然とする
しかし そんな男の様子などお構いなしに 女は話を続ける
「コウノトリがいっぱいいたら 赤ちゃんだって いっぱい運べるはずじゃない!
数が少なくなっちゃったから 赤ちゃんを運ぶのに どうしても時間がかかっちゃうのよ」
「あほらしい」
男は 怠そうにその場から離れようとする
「ちょっと! 私は真面目に話してるのに!!」
女は男を引き留めようとするが 男は呆れたように大きなため息をついて
別の部屋に行ってしまった




