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第2話 執事の疑念と初演
19歳が3000年生きた魔王のフリ……
怖すぎですね
「……レベッカ様、そちらの悪魔は?」
不意に声をかけてきたのは
銀髪を整えた執事風の男、シーラスだった。
彼は古参の上位悪魔であり
主の変化に敏感だ。
りあ(レベッカ)は
心臓の鼓動を悟られぬよう
リゼルから飛んできた念話をなぞる。
『威圧感を出しなさい。退屈そうに答えるのよ』
「……どこから来たか知らないけれど
行く場所がないらしいから拾ったわ。
名はリゼル。私の直属とするから
余計な詮索は不要よ」
低く、突き放すような声。
シーラスは一瞬不審げに目を細めたが
すぐに深く頭を下げた。
「御意。魔王様のお心に従いましょう」
(ふぅ……、死ぬかと思った……)
背中に冷や汗を流すりあに
背後に控えたリゼルから皮肉げな念話が届く。
『演技派じゃない。
その調子で頼むわよ、"魔王様"?』
(ひぃぃぃぃ!)
内心、りあは叫んだ!
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