7/12
第7話:陰謀の輪郭
地下通路の奥、翔子は手元の資料と迷宮の構造を照合していた。
「…ここまで来ると、陰謀の輪郭が見えてくる」
消えた記録、古い印章、暗号化された手紙――すべてが、都市伝説の裏に隠された組織の存在を示していた。
ロンは壁の刻印と床の凹凸を確認しながら、「過去事件の人物と現代の関係者が、この迷宮の設計に関与している」
翔子は資料をスクリーンと照合し、符号のパターンを指でなぞる。「小さな痕跡が繋がると、全体像が見えてくる」
突然、迷宮の奥で微かな金属音が響く。
翔子は息を止め、影を凝視する。「…誰かいる」
ロンは低く囁く。「過去事件の関係者か、現代の陰謀の実行者か。核心に近づくほど、危険も増す」
迷宮の壁に残された古い印章、散らばった紙片、砂文様――
全てが都市伝説の裏に隠された陰謀の輪郭を示す。
翔子はペンを握り直し、証拠を整理する。「核心は、もう目の前だ」
都市の迷宮で、過去と現代の事件が交錯し、翔子とロンを陰謀の真相へと導く。
互いに目を合わせ、深く頷く二人。
「ここから先が、真の決戦になる」
都市の影と光、微細な証拠――
全てが陰謀の輪郭を浮かび上がらせ、二人を次なる核心へと押し進めていた。




