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第4話:消えた証拠の迷宮
夜の都市、翔子とロンは廃倉庫の奥に潜入していた。
埃と錆びた金属の匂い、かすかな蛍光灯のちらつき。廃倉庫は迷路のようで、足音が響くたびに緊張が増す。
「…この場所、過去事件の資料が隠されていたはず」翔子は懐中電灯で微細な床の跡を照らす。
ロンは足元の砂文様や床の凹凸を確認しながら、「誰かが意図的に痕跡を消した形跡がある」
廃倉庫の奥、棚の間を慎重に進む二人。
翔子は手元の資料と暗号化データを照合し、微細な違和感を分析する。「消えた証拠にもパターンがある…過去事件と都市伝説の繋がりが示されている」
突然、遠くで物が倒れる音。
翔子は息を止め、静かに指を動かす。「…誰かが監視している」
ロンは暗がりの影を見据え、低い声で囁く。「警戒しろ。奴らも証拠を隠すために動いている」
廃倉庫の隙間、微細な紙片や古い刻印が見える。
翔子はそれらを一つずつ拾い、暗号化されたデータと照合する。「小さな証拠でも、全体と繋げれば迷宮の出口が見える」
微細な砂文様、古い印章、破れた書類――
全てが過去事件と現代陰謀の接点を示し、二人を次なる核心へ導く。
翔子はロンに視線を送り、静かに頷く。
「核心は、この迷宮の先にある」
都市の闇と廃倉庫の迷宮が、過去と現在を繋ぐ鍵として二人を待ち受けていた。




